稲刈り後に残された防鳥網がまだ田んぼに残っています。先日の片付けに続いて、仕事の行き帰りに田んぼに寄ってはこの防鳥網を片付けています。この片付けをちゃんとしていないと来年使えません。毎年のように防鳥網を片付けるのはとても面倒な作業です。
片付ける前に、田んぼに防鳥網を広げる
細かい糸で編まれている防鳥網は、東西南北の四辺のうちの南北の二辺が硬く太い糸で編まれています。この硬い糸を手繰り寄せてまとめます。硬い糸は緑色をしていたり、青い色をしているのですぐ分かります。この硬い糸を根気良く手繰り寄せてまとめます。
網の南北の二辺にある緑色の硬い糸 根気良く手繰り寄せる
根気良く手繰り寄せる時に、竹竿のような長い棒を使います。手繰り寄せた緑色の硬い糸をこの棒に並べるように通します。この作業が一番根気がいります。作業をしていると少々バカバカしくなることがありますが、毎年出穂時に稲を守るために必要な大切な網です。片付けないわけにはいきません。
手繰り寄せた糸を細い棒に次々に通す
すべて手繰り寄せると、棒に通された糸を紐に通し代えします。これで防鳥網の東西南北の南方向の辺を手繰り寄せました。今度は、同じように北方向の辺の網を手繰り寄せます。これまた根気がいる作業です。
棒に通した緑の糸を、太目の紐に通し代える
南北の二辺をまとめると作業はほぼ終わりです。防鳥網を南北に細く絞るように引っ張ります。そして、二つ折りにします。すると、長さは半分になります。さらに二つ折りにすると、その半分の長さになります。
防鳥網を南北に細く絞る 二つ折りになった防鳥網
このようにしながら防鳥網をまとめていきます。しかし、とても根気がいる作業のため一度に片付け出来る防鳥網は一張りがせいぜいです。まだ、3張りの防鳥網が残っています。私一人だけがこの片付けをするので、残りの防鳥網を片付けるには今後のべ3日かかります。
ようやく倉庫に片付けられる形になった防鳥網