東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田んぼで麦の種蒔き(2)、切りワラ散布

2010年11月30日 | 麦,穀類,雑穀



 畑に麦を蒔きましたが、今度は田んぼに麦を蒔きました。昔は、田んぼの裏作とてして麦を蒔いたものです。麦のほかには、ソラマメ、菜種などを蒔くこともありました。ただ、麦は湿地に弱いので、田んぼ掘り上げてなるべく田んぼが乾燥するようしていました。しかし、今回はそんな時間がないので。そのまま田んぼに麦を蒔いてみることにしました。

            元々田んぼ用の手押し式種蒔き機を使って麦を播種


 畑に麦を蒔いた後には土を被せます。しかし、広い田んぼでは土を蒔くことは大変です。このため、昔の農法の一つに、土ではなく切りワラを散布する方法がありました。この切りワラを散布する方法が、今でも有効なのか確かめる意味でも切りワラを散布してみました。

                 麦の種を蒔いた後、田んぼ全面に切りワラを散布


 散布した切りワラは先日、脱穀後に細断機で細かく切った稲ワラです。細断したまま田んぼに積んでいたので雨がしみ込んで半ば発酵したようになっていました。その水分がしみ込んで切りワラを添付しました。

        細断後に積んだ切りワラ          散布された切りワラと稲の切り株
 

 私は田んぼの裏作としての麦作は経験があまりありません。このため、来春まで麦がどのように育つか全く分かりませんが、仮に育ちが悪くて収穫できなくても最低限田んぼの緑肥に出来ればと思っています。なお、麦の種が余ったため、時間をみて別の田んぼにも麦の種を蒔こうと思っています。

                    田んぼ全面に散布し終わった切りワラ

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