東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

小学生の田植え準備(1)

2011年07月03日 | 稲:田植え,草取り



 久しぶりの土曜休日でした。この休日を利用して来週の別所小学校5年生の田植えの準備をしました。今回田植えをする場所は去年までと違って、5年前に行っていた溜池脇の田んぼで田植えをします。この場所は先日泥んこ運動会をした田んぼです。

    根がびっしりで、重い箱苗              箱苗を滑らすようにして移動
 

 まず最初に先日運び込んでいた箱苗を田んぼの南北の二箇所に分けました。運び込んでから一週間程度経っているため箱苗にはびっしりと根が張っていました。田んぼに吸い付くように根が張っているため、最初箱苗を持ち上げるのが大変でした。根が張った分重さが半端でなく、持ち運べないので田んぼを滑らせるようにして移動しました。

        田んぼの東と西それぞれに、基準となる苗を30cm間隔で植える


 箱苗を田んぼの南北に移動し終わると、田んぼの東西それぞれに基準となるように、田植え紐を使って苗を30cm間隔で植え込みます。東西それぞれに植えつけた苗列は、互いに南北の平行線になっています。次に、この平行になった二本の苗列のそれぞれの中央の苗の位置に棒を刺します。

      30cm間隔で苗を植える         中央の苗に、しるしとなる棒を刺す
 

 東西それぞれ二本苗列のそれぞれ中央の苗位置に刺した棒二本間を、田植え紐で結びます。その田植え紐に沿って同様に30cm間隔で苗を植え込みます。なお、田んぼは泥んこ運動会以降に水が抜けたためとても歩きにくくなっていて、田んぼ内の移動は困難を極めました。

        田んぼの中央に田植え紐を張って、苗を30cm間隔で植える       


 東西それぞれ平行になるように植えた苗列のそれぞれの中央を結んだ線に苗を植えた様は、たとえて言えば「H」の「-」の部分に苗を植えることです。この田植紐にはあらかじめ30cm間隔で赤い紐が結んでありますので、この紐に沿って苗を植えるだけです。

              「H」(黄色の線)の字になるように苗を植え終わる                  


 最後に、中央に植えた苗列の左右に田植紐二本を張ると田植の準備は終わりです。田植当日は、子供たちは中央の苗列に向かって左右に並びます。そして、中央から離れるように田植えが進行します。この田植え方法は、10年前に世田谷区桜木中学校の生徒が田植えした時に行った方式です。このときの準備も、今回と同じように田んぼの中央に苗を配しました。

     二本の田植え紐を使って、中央から左右に分かれるように田植えが進行

コメント
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