東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

オートミールの収穫

2011年07月05日 | 麦,穀類,雑穀

 オートミールを刈り取って収穫しました。この特殊な麦は燕麦の裸種です。去年も栽培したのですが、小麦などと熟す時期が異なるにも関わらず誤って小麦と一緒に刈り取られて駄目になってしまいました。このため、今年は誤って刈り取られないように小麦とは別の畝に植えました。去年のこぼれ種を大事に植えました。

        誤って刈り取られないように、小麦とは別の畝に植えたオートミール


 去年のこぼれ種から芽を出したオートミールを11月にレタスと混植して大事に育て、5月下旬に出穂してようやく刈り取りできるまで熟しました。乾いた穂を数粒取り出して、中の実を揉み出してみました。ちゃんと成熟していました。

       乾いたオートミールの穂          一つの穂から取り出した実
 

 このオートミールは日本では珍しいようで、食用としてよりもドライフラワーとして使用されている場合が多いとのことです。乾いた穂は振るとサラサラしかろやかな音がしますし、触ってもサラサラした感触がします。日持ちも良いようです。

         ドライフラワーしても使われているオートミールのサラサラした穂


 オートミールは背が比較的高く茎が太い燕麦の一種です。茎が太く硬いためカマで茎を切るときには斜め切りしないと、株ごと根ごと抜けてしまいます。またあらかじめカマをよく研いでおく必要があります。

      よく研いだカマで斜め切り             刈った茎葉は束ねて置く
 

 刈ったオートミールは同じ方向を向いて束ねるように置きます。すべて刈り取ると、今度は稲ワラを使って適度に縛ります。縛ったオートミールは雨が降り込まない所に持って行き乾燥させます。茎葉が完全に乾燥し終わる一ヶ月以降、今度は脱穀して実を取り出す予定です。そして、食べることができるのは秋以降になる見込みです。

                   ワラを使って適度に縛ったオートミールの束

コメント
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