東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 猫の宿 T邸を訪ねて(2/2)

2014年12月02日 | ふるさと

 縁側で珈琲などを堪能した後、外に出てピザを焼くピンクの豚さんを見学しました。見た目にも面白いピザ焼き機でした。その後、T邸の周りを散策することにしました。その時、人形を展示しているTuさんと、木製の皿やコップを展示しているKmさんと大岩を訪れることになりました。まだ大岩を見たことがないとのことでしたので。当初、この付近を歩き回る予定ではなかっため、女性陣3人とはここで別れることになりました。

     ピンクの豚さんピザ焼き機               T邸の裏山を散策中
 

 最初、T邸の裏山を散策しました。夏にブンブン飛んでいたミツバチ達は、巣箱の中でお休みのようでした。そのミツバチの宿から、山裾を見るとモミジが真っ赤に色づいていました。雲が少なく空が青いため、紅葉がよけい美しく見えたのでしょう。T邸のイベントは最高の季節に開催されたと思いました。展示物,珈琲,ピザなども良いですが、四季の木々もなかなか見事です。

               T邸から見上げた、ミツバチの宿のモミジ


 大岩を訪れる時にブルーベリー園 花夢果夢からも行けるとの話で、ブルーベリー園に行きました。その花夢果夢入口の木が、これまた黄色く染まっていました。紅いモミジに黄色、この里山周辺はとても鮮やかな色に囲まれています。ところが、ブルーベリー園のどこを歩き回っても大岩付近に出ることができません。昨日の雨のため、地面がぬかっていました。そして、雑草がひざ上まで茂っているばかりでした。仕方がないので、以前麻郷ウォーキングで通った道に引き返して大岩に行きました。

                 ブルーベリー園 花夢果夢入口近くの木 


 数ヶ月ぶりの大岩でした。この巨大で不思議な形の大岩に今、名前を付けようとしています。場所からすると奈良の大岩、この田布施町を中心に無数の古墳群や古代朝鮮式の城跡があることなどから判断して仮称古代熊毛王国や古代周防王国の大岩などが考えられます。それにしても不思議な大岩です。この岩が何故ここにあるのか、数種類の仮説があります。しかし、まだ検証されていません。

      ブルーベリー園 花夢果夢            不思議な形の巨大な岩
 

 大岩の周辺を散策した後、T邸に戻る事にしました。竹藪を抜けるとT邸が見えました。今、竹藪を取り払っているようですので、近いうちにT邸から大岩が見えるようになるかと思います。歩いている途中、耕作放棄田がありました。その昔は、美しい田園風景が広がっていたのでしょう。米価の安い今、お米は作るほどに赤字になります。規模が大きくないと黒字化は至難の業のようです。自給自足や景観保護などの心意気が無いと、ちまたの田んぼはとても維持できません。もったいないことですが、仕方がありません。

              紅や黄色の木々に囲まれたT邸、大岩から戻る途中にて


 T邸に戻った頃、お腹が空いてきました。ちょうどカレーができているとのことで、いただくことになりました。採れたての新鮮サラダもいただきました。ありがとうございました。とても美味しかったです。
 T邸から帰る途中、近くにある西條稲荷神社に寄りました。朝一度寄ったのですが、帰り際もう一度寄りました。石の鳥居に文化年号(1800年前半)が刻んでありました。江戸時代後期に鳥居が建立されたことになります。この鳥居が建てられて50年後頃に戊辰戦争がありました。当時、この田布施からも奇兵隊員になる若者が続出しました。彼らの活躍で明治維新が実現しました。この神社も彼らを見守っていたことでしょう。時間があったらこの稲荷神社を調べみたいと思います。

     台所でカレー,サラダをいただく          林のなかの西條稲荷神社
 

コメント
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