東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 郷土館建物の歴史、年末の大掃除

2014年12月23日 | ふるさと

 今年も残りわずかになりました。今回は、郷土館の年末大掃除の日です。夏に草刈りなどをしましたが、夏~秋の間に再び草が生えていました。最初、寒さで枯れたこれらの草を綺麗に刈り取りました。今回は、草刈機に紐を取り付けて刈り取りました。硬い茅などは少しばかり手間がかかりましたが、駐車場,芝生,庭木の間などを綺麗にすることができました。

     駐車場に生えた枯草を刈り取り         郷土館庭木の間も刈り取り
 

 今回大掃除した田布施町郷土館は、建物自体が昭和の建築遺産のように思います。今から55年前の昭和36年(1961年)に建てられました。当時の日本電信電話公社が、全自動電話交換のために建てたものです。
 それ以前は、電話交換手と呼ばれる人によって、電話線が繋がれていました。例えば、田布施町から東京に電話する場合、最初田布施町の電話交換手に頼みます。すると、広島,大阪,そして東京へと、いくつもの電話交換所の電話交換手が次々に手動で繋いでくれるのです。このため、東京に電話が繋がるのに40分位待たされました。それが、この建物の出現ですべて自動交換になりました。このため、当時の女性のあこがれの職業であったと言われる電話交換手が必要なくなったのです。そんな歴史的背景がある建物なのです。なお、当時はリレー式自動交換でしたが、今はコンピュータ式となっています。
 その後古くなった建物は、平成元年(1989年)に郷土館に生まれ変わり解体を免れました。今でもあちこちに昭和建築のなごりを見ることができます。

         電話交換手を必要としなくなった全自動電話交換所、現田布施町郷土館


 外の大掃除が終わると、中の掃除をしました。床などは業者の方に頼んでいたため、主に展示品と見学者を隔てるガラスなどをピカピカに磨きました。郷土館は休日なのに、たまたま立ち寄ったMさんが手伝ってくれました。Mさん、仕事日でもないのにすみませんね。ありがとうございます。
 郷土館建物の外内共に綺麗にした後、知り合いの家に寄って昼食を取りながら談笑しました。その時Eさんからゆずをたくさんいただきました。ありがとうございます。その後、いつものように地域の史跡調査に出かけました。 調査から帰ったその夜、ゆず湯にたっぷり浸りました。ほのかに漂うゆずの香りは、体の疲れを隅々まで癒します。

     Mさんも加わり、ガラス磨き               夜、ゆず湯にたっぷり浸る
 

コメント
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