昼食後は岩屋の長徳寺に向かって歩きました。今回は思いのほか天気が良かったため、のんびりと周防灘などの景色を楽しむことができました。特に、海の島々が良く見えたことです。牛島や祝島は当然として、大分方面の陸地が良く見えたことです。
元正蓮寺からの景色 手前は牛島、向こうは祝島 木漏れ日ロードを歩く
しばらく歩いていると、右への分かれ道を登りました。この道をそのままどんどん進むと、尾根道のコバルトラインに着きます。その尾根の向こう側は竹尾です。今回は、途中で岩屋集落に向かう道に分かれました。岩屋集落の一番上に長徳寺があります。大正8年に集落ごと焼けたこのお寺は、その後再建できなかったそうです。そのため、正確には元長徳寺(長徳寺跡)です。お寺の雰囲気はどこにもなく、今は岩屋公会堂として再建されています
岩屋公会堂として使われている元長徳寺
長徳寺としては再建できませんでしたが、寺内にあったであろう大師堂は再建されています。岩屋公会堂の西側に接するように大師堂があります。巡礼者が来てもよいように、お地蔵様などが安置されています。
焼失後、再建された大師堂 岩屋集落から岩屋バス停に向かう
元長徳寺の大師堂を拝むと、古道を通って岩屋バス停に向かいました。この古道は最近まで使われていたそうです。岩屋集落から中学や高校に通う生徒が使っていたとのこと。その後、岩屋に子供がいなくなってからこの道は使われていないとのこと。数年後には、蔓や笹に覆い尽くされ運命にある道です。私たちが最後の通行者かも知れません。
岩屋バス停留所前の海岸で時間つぶし
岩屋バス停留所に付きましたが、バスが来るにはだいぶ時間が余りました。時間つぶしに、海岸に降りてみました。大きな岩がごろごろしていました。女性陣は岩に着いた青海苔を取っていました。砂などを取り除いて乾かせば、美味しく食べることができると思います。良いお土産になりました。
海岸の岩場を探検、そして青海苔を取る
今回のウォーキングに至るまで、何度もこの地を訪れました。その都度、歩いたりバイクや車で通ったため道を覚えました。しかし、まだ知らない事がたくさんあります。特にこの地域の歴史についてはまだまだです。
例えば、元正蓮寺についてさらにお聞きするため、すぐ下にお住まいのTさんを再訪することをお伝えしました。また、防陽八十八ヶ所についてもまだ1/3位しか分っていません。札所番号のずれが何故なのかも分かっていません。まだまだ調べることがあります。ウォーキングは済みましたが、私はまだまだこの地域に調査に来る必要があります。
今回ウォーキングした、伊保木バス停から岩屋バス停までのルート