この古いSONY製トランジスタラジオ TR-63の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
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修理(5/6) 修理(6/6)
台風のため、朝から雨でした。このため、庭や畑に出ることができません。このため、久しぶりにラジオを修理することにしました。今回修理したのは、SONYの輸出トランジスタ第1号と言われるTR-63です。ラジオ本体は何とか修理することができましたので、今回はラジオの周波数を合わせてみました。ラジオ周波数を刻印した数字板をダイヤルに取り付けるところから始めました。
数字版をダイヤルに取り付け SGから900KHzを発信 数字版を9に合わせる
次に、SGから周波数を900KHzの電波を発信しました。900KHzにした理由は受信周波数のほぼ中間だからです。そして、このラジオでこの電波を受信するようにダイヤルを回しました。受信すると、数字版の値を9に合わせるように回してネジで固定しました。そして、今度は、600KHzや1600KHzを発信しました。そして、数字版がそれぞれ6と16を示すように微調整しました。大幅にずれているようであれば、トラッキング調整するつもりでした。しかし、トラッキング調整しなくてもほぼ数字版の数字と周波数値一致することと、感度も良好のためトラッキング調整は不要でした。
アルコールと綿棒 アルコールで綺麗に拭く 裏側も綺麗に清掃
このSONY製ラジオTR-63は、昭和32年(1957)に確か輸出用第1号として製造されました。そして、このラジオはSONYのブランドを確固たるものにしました。私が今回修理しているTR-63は、製造後60年位経っているにもかかわらずボリュームのガリが全くありません。感度もなかなかのものです。夜は中国や韓国の放送がうるさいほど入ります。
あちこちが傷んだTR-63の薄革、今にもちぎれそう
TR-63本体は直した上に調整しましたが、一番困ったのが薄い革です。あちこちがボロボロで今にもちぎれてしまいそうです。ボロボロだからと、捨てることできません。このため、何とかこの薄い革も素人ながら直してみることにしました。そこで、同じ色の布ぎれを購入してきました。そして、傷んだ場所の裏地に当てることにしました。
同じ色の布を切る 傷んだ場所の裏地に当てる 薄革と布を接着