東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

遅れた紫大麦とオートミールの種まき

2015年12月03日 | 麦,穀類,雑穀

 小麦は先月種まきをしましたが、紫大麦とオートミールの種まきが遅れてしまいました。これらの麦はそれほど多くは栽培しておらず、いわぎ種継ぎの目的で毎年種をまいています。まずは紫大麦ですが、これはもち性の大麦です。通常だんご麦と言って、すこしばかり粘りがあります。今年は、去年栽培した中から紫の色が強いものを選抜して種まきしました。

      紫麦を種まきをする畝作り            去年選抜した紫色が濃い麦
 

 私が栽培している紫大麦は大麦の一種類です。裸麦は脱禾しやすくて良いのですが、私が栽培している紫大麦は脱禾が面倒です。大麦の精白機を使えば精白できますが、精白率を上げると玄麦部分が小さくなるのが欠点です。いつか、紫大麦をたくさん栽培して、団子にして食べてみたいと思っています。

                紫大麦の穂をほぐして、今年の種まきに使用


 去年に続いて、オートミールの種まきをしました。この麦は裸性の燕麦です。裸性のため脱禾が容易なのですが、実が小さいため大規模に栽培しないと収穫が難しい種類の麦です。さらに、スズメなどの小鳥の食害被害が多いのも栽培を困難にさせる原因の一つです。ただし、病気に強いのと茎葉がたくさん獲れるのは長所です。牛や山羊に食べさせる餌には良いかも知れません。

    穂から種を採集      取り出したオートミール        種まき中の麦
  

コメント (3)
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