大岩は巡礼ルートに含まれていません。竹重の西遊寺から北側を迂回するように300m位歩くと大岩に対面します。初めて大岩を見た方は、その大きさと形にびっくりしていました。大岩の前で、大岩に関する科学的根拠や奈良地区の伝説などを皆さんに説明しました。
竹重の西遊寺の次に訪れた大岩
大岩を触りながら周りを一周した後、次の札所である西法寺に向かいました。途中、幹線道路脇に立っている「熊毛王国 謎の大岩」の立て看板を通り過ぎました。ついでに、その立て看板横に安置されたお地蔵様を拝みました。この幹線道は、車が多い上にスピードが比較的出るため、中止深く道を渡りました。
大岩を一周、次の札所に 立て看板横のお地蔵様 もうすぐ奈良の西法寺
第六番札所である奈良の西法寺は、とても特徴的な建物です。この建物は、地元に住む棟梁指導の元に、地元の方々が協力して再建したそうです。そのため、手作り感あふれる西法寺なのです。地元の方が協力して再建している写真が展示してあります。そして、春に地元の方々が集まって、花祭りをしている写真が展示してありました。
第六番札所 奈良の西法寺 第七番札所 井神の長福寺
西法寺を出ると、次の札所に向かいました。この頃になると、予定より30分程度遅れが出てきました。説明が長かったのか、各札所で時間をとってしまったのが原因かも知れません。第七番札所である長福寺に着いた後、予定では高松八幡宮でトイレ休憩を取る予定でした。しかし、トイレ休憩を希望する方が無かったため、すぐに麻郷から麻里府に向かって山越えすることにしました。昨日雨が降ったため、谷筋には小川が流れていました。
伊佐里峠に向かって、山道をもくもとと歩く
麻郷側から伊佐里峠までは、距離は短いのですが登りが急です。一方伊佐里峠から麻里府大泉寺までは、距離は長いのですが緩い下りですので快適に歩くことができます。伊佐里峠に到着すると、立ったまま休憩しました。このとき、川添橋傍で見た石碑の話「五人力の清三郎」の伝説の話をしました。伝説では、この伊佐里峠に休憩用として置かれていた石を、茶屋のお婆さんに言われて清三郎が川添まで運んだとか。
伊佐里峠に到着、休憩 森林浴しながら歩く 伊佐里峠の古道を抜ける
第七番札所の長福寺から大泉寺まで、約1時間で山越えしました。私は、何度もこの伊佐里峠を通っているため、意外にすいすいと峠を越えることができました。大泉寺横の幹線道に抜けましたが、大泉寺は後にして先に第八番札所である上組薬師堂に行きました。
南平和霊場お遍路ルート ※番号はお札所番号