伊佐里峠を抜けると、大泉寺脇を通り舗装道路に出ます。すぐに、次の札所である上組薬師堂に行きました。先日歩きやすいように草刈りしていたため、楽に薬師堂に着くことができました。地元の方が薬師堂を掃除したようです。建物内部が綺麗になっていました。草刈りして道を歩きやすくしたり、倒れた竹などを撤去して良かったです。
第八番札所の上組薬師堂 第九番札所の大泉寺
上組薬師堂を見学すると、伊保木と麻里府の往還古道を通って第九番札所である大泉寺へ行きました。到着後ご住職にご挨拶しようとしましたが、あいにくご不在でした。ご住職に事前にご了解いただたとおり、大泉寺で昼食休憩をしました。
ところで、昼食休憩中に私のズボンにダニが食いついているのをEさんが偶然見つけました。ズボンから叩き落とそうとしましたが外れません。ライターを待って来ていたため、そのダニを軽く焼きました。すると、ポロンと取れました。山の中を歩いた時に食いついたようです。危ない、危ない!ダニが早めに見つかって良かったです
大泉寺で昼食休憩、この時ダニに食いつかれているのを発見
大泉寺まで来ると、このお遍路コースの約半分を踏破したことになります。休憩が終わると、お遍路ウォーキング後半の始まりです。ここまで来ると、やや足が重たく感じましたが歩き通すしかありません。次に、麻里府中郷を歩いて第十番札所である八幡田地蔵尊に行きました。江戸時代、亡くなった息子を弔うため安置されたお地蔵様です。
麻里府中郷を散策 第十番札所八幡田地蔵尊 麻里府海岸の堤防
第十番札所八幡田地蔵尊を見学し終わると、麻里府小学校跡地前を通って尾津に行きました。そして、麻里府海岸の砂浜を歩きました。馬島,祝島,馬島などを横目で見ながら歩きました。そして、麻里府公民館横を通って国道188号線の歩道に出ました。そして、麻郷の戎ヶ下に向かいました。
麻里府海岸の砂浜を散策 第十一番札所戎ヶ下大師堂
国道188号線をしばらく歩くと、第十一番札所である戎ヶ下大師堂へ向かう脇道に入りました。その脇道を少しばかり登ると、第十一番札所戎ヶ下大師堂に着きます。戎ヶ下大師堂は、昭和20年代に国道188号線工事のため今の場所に移転しました。移転前はもう少し戎ヶ下界隈に近い場所にあったようです。しかし、移転後の今の場所は、国道をまたがなければならないため、やや巡礼に不便です。
第十一番札所戎ヶ下大師堂で思いがけなくお接待をいただく。感謝!
戎ヶ下大師堂では、思いがけなくお接待をいただきました。ありがとうございました。戎ヶ下を出ると、次に第十二番札所大日如来にいきました。かつては、近くの教念寺に札所があったのではないでしょうか。教念寺は今は廃寺となっており、今は竹藪だけが残っています。続いて、第十三番札所である千光寺に向かいました。着くと、少しばかり座って休憩しました。
第十三番札所千光寺 第十四番札所鳥越大師堂 人島橋跡地蔵尊
次に最後の第十四番札所の鳥越大師堂跡に行きました。この鳥越大師堂は、地元では「こつり地蔵」と呼ばれていました。せきが止まらない、かぜがなかなか直らない時、このこつり地蔵尊に行きました。そして、お地蔵様が羽織ったよだれ掛けを持って帰るのです。そして、せきが収まったら、直ったお礼に新しいよだれ掛けを作ってお供えするのです。たくさんのよだれ掛けがこつり地蔵に納めてあったようです。
続いて、八海公会堂横のお地蔵様をお参りしました。続いて、かつて架けられていた人島橋袂のお地蔵様もお参りしました。それが済むと、あとは出発地点の田布施交流館に田布施川の堤防を2km位どんどん上流に向かって歩きました。そして、17時頃に到着しました。歩いた総距離は約24kmでした。今回はお遍路ウォーキングとのことで、長い距離を歩きました。参加された方々大変お疲れ様でした。来月は、上関町の八島を歩きます。海沿いの長い砂浜を歩くなど、海の自然を満喫できる8km位のウォーキングです。
南平和霊場お遍路ルート ※番号はお札所番号
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