早いもので、今年度は残すところあと1ヶ月半になってしまいました。田布施町小年少女発明クラブの活動も今回が最後になってしまいました。2月に電子部品のハンダ着けから始めて、作り続けてきたロボット「プログラミングロボ君」を子供達は完成させました。この工作はモーター,IC,CPU,赤外線センサーなどの電子部品を使って組み立てるロボットです。特徴は、パソコンを使ってプログラムして自由に動きを制御できることです。
小学高学年生はパソコンでロボットをプログラミング
私が小学生の頃の工作は、乾電池を使ってのベルやモーター作りが主でした。電子工作など夢のことでした。中学生になってから真空管を知り、ラジオやアンプを作りました。よく覚えているのは、中学3年生の時に切手を同封送金して初めて手に入れたトランジスタです。その小さな豆粒のような3本脚には感激しました。その後、大学に入って初めてプログラミングを知りました。当然、パソコンなど影も形もありませんでした。その頃ようやく、4bitのCPUである4004が出てきた時代でした。
丁寧に部品を組み立て ようやく半分出来上がり 高校生に教えてもらう
私はプログラミングの仕事から大分遠ざかっています。そのため、最初と最後の号令や挨拶だけして主に見守りをしました。いつもの活動では私も工作の指導します。しかし、たくさんの高校生達が子供達の間に入って支援してくれているので、なるべく手出ししないよう心掛けました。
ここまで完成すると一端検査 高校生のお兄さんに教わる子供達
小学生には少しばかり難しい工作ですが、全員が集中して作っていました。困ったことがあれば、気軽に高校生に聞ける雰囲気が良かったのではないかと思います。最後に車検のような実見があり、それに通るとCPU,ドライバーIC,電池などが渡されます。ソケットにそれらの部品を差し込むとロボットの完成です。問題が無ければ、電源スイッチを押し、プログラムを選択し、スタートスイッチを押すと、1秒後にロボットがプログラムに従って動き出します。
電源スイッチを押し、プログラムを選択し、スタートスイッチを押すと動作
今回の活動に来れなかった子供が数人いました。郷土館に来れば、私が指導して工作できるように部品一式をいただいてきました。また、プログラミングできるように私のノートパソコンにプログラミングソフトウェアをダウンロードしておこうと思います。開発言語はCのようです。久々にプログラミングを思い出そうと思います。子供達を指導していただいた先生方や生徒さん方、ありがとうございました。
プログラム通り動くか確認 ロボットを動かして楽しむ子供達