東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

平生町竪ヶ浜~田布施川沿い史跡巡りウォーキングの下見(1/4)

2024年10月17日 | 歴史探訪他ウォーキング

 11月のウォーキングの下見に行ってきました。ウォーキングする方々もだんだん高齢化して山などのきつい史跡巡りに行くことができる人が減ってきました。そのため、今年から奇数月だけウォーキングすることに規約を変えました。そのため、偶数月が下見ウォーキングで奇数月が本番ウォーキングです。この10月は下見のウォーキングです。
 下見したコースは、平生の竪ヶ浜旧道,田布施川運河,そして田布施川から平生に至るこーすです。まずは平生Maxvalurをスタートして竪ヶ浜の磯崎に行きました。この磯崎には平生町開作時代の遺跡が崖に残っています。

             岩国~竪ヶ浜往還旧道の史跡を巡る


 平生特産センター前を通り、最初に磯崎の崖に行きました。磯崎の名の通り江戸時代初期は海岸でした。今ここに残る崖は平生の干拓時代に海をせき止めるために掘られました。大野~野島~久賀島~磯崎の間に堤防を作って海をせきあるのです。磯崎の突端には磯崎公民館があり隣に祠があります。地元の方々が守りながら信仰しているのでしょう。

  平生特産センター       磯崎の崖       磯崎公民館
  

 続いて竪ヶ浜の中心部に行きました。そして、金毘羅社に行く川筋に建つ灯篭に来ました。この灯篭付近には平生保育園時代の思い出があります。当時友達だった弘田君と二人でよく帰っていました。この灯篭前で二人は分かれていました。分かれた後、私は田んぼの畦道をたった一人で歩いて帰りました。当時竪ヶ浜には広大な田んぼが広がっていました。十人位の女性たちが一列に並んで、腰をかがめて賑やかに田植えをしている光景を覚えています。

  この灯篭の川向かうに金毘羅社    灯篭の反対側、幼児の私はここで一人帰る
 

 10年位前に弘田君を訪問したことがあります。史跡巡りウォーキングのお誘いで訪れたのです。彼と奥様とお話をしました。今回10年ぶりに彼に会おうと思っていました。
 彼の家の近くにたまたまおられた近所の方に彼が元気かどうか聞きました。そして驚きました。去年亡くなったとのこと。近所の方によるとよくお酒を飲んでいたそうです。幼児時代の懐かしい話などをしようと思っていたのにとても残念でした。古希を過ぎると少しずつ仲間が減っていきます。心に寂しさが浸みた下見ウォーキングでした。

     平生~竪ヶ浜~田布施川史跡巡りウォーキングの下見コース

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