東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古い松下製トランジスタラジオ トランジスター6の修理(1/x)

2024年07月17日 | 古ラジオ修理工房

 倉庫を片付けていると古い箱からトランジスタラジオが出てきました。あまり記憶にないのですが、東京に住んでいる頃に手に入れた壊れたラジオだと思います。自分で修理しようと忘れてしまったようです。もう1台古いトラジスタラジオがあったのですが、倉庫のどこかにあるはずです。このラジオを直したら次のそのラジオを探して直そうと思います。このところ雨続きのため屋内にいることが多く、久しぶりにラジオの修理をしようと思います。
 ちなみにこのトラジスタラジオは昭和30年頃に松下電器から発売されたものです。当時自社でトランジスタを製造できたのはSONYだけだったと思います。その他の会社はアメリカやヨーロッパの会社とライセンス契約していたように思います。ちなみに松下はヨーロッパPhilipsとライセンス契約したようです。このラジオに使われているOCシリーズトランジスタがそうだと思います。

   壊れたトランジスタラジオ、古いトランジスタ(OCシリーズ)を使用


 使われているトランジスタはJIS規格ではありません。ライセンス生産したOC44,OC45,OC71そしてOC72です。OC44は周波数変換用、OC45は中間周波数増幅用、OC71は高利得電圧増幅用、OC72は小出力電力増幅用です(「トランジスタ活用辞典 昭和34年8月発行」より)。
 ところで、このトランジスタラジオの外観はひどいものです。おそらく落としたために、特に裏側に大きな穴が開いています。その欠けた箇所の破片はありません。皮カバーをかぶせると、その穴が見えないのだけはラッキーです。

  カバー被せたラジオ   ラジオの表側とつまみ    醜く壊れた裏側
  

 今後はラジオ修理のセオリーにのっとり調査などをしようと思います。久し振りに私が自作したシグナルとレーサーやシグナルインジェクターを使ってみようと思います。さらに、私が高校生時代に使っていオシロスコープなども使います。また、受信周波数を測定するためのSGも使おうと思います。この雨で家にいる時間はたっぷりあります。のんびり修理しようと思います。

      使われているトランジスタ(松下OCシリーズトランジスタ)


コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ミツバチの巣箱を待ち上げる... | トップ | ミツバチの巣箱を待ち上げる... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
FR-6600 (ケネス) (FR-6600 (ケネス))
2024-09-23 16:52:15
>東京里山農業日誌 さんへ
>コメントありがとうございます。... への返信

ありがとうございます。
直してもらえる方を探したいと思います。
返信する
コメントありがとうございます。 (東京里山農業日誌)
2024-09-09 22:00:16
以前はAMラジオに限って修理を受けつけていました。しかし、FMラジオのような80MHz位の高周波は一部ICを使っているなど今では無い部品を使っていることが少なくありません。
まことに申し訳ありませんが、修理をお引き受けすることができないことをお詫びいたします。
返信する
FR-6600 (ケネス)
2024-09-09 10:34:18
記事とは関係がないのですが・・・

ビクター社製の
BCLラジオ FR-6600の修理は可能でしょうか?

現状は FMは辛うじて受信出来てますが
中波、短波はノイズ音しか聞こえず受信できません。
返信する

コメントを投稿

古ラジオ修理工房」カテゴリの最新記事