東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町郷土館で展示中の蓄音機を修理(1/x)

2015年05月02日 | 古ラジオ修理工房

 田布施町郷土館に壊れた蓄音機が一台あります。背板が醜く割れて、ゼンマイをいくら巻いても音が出ません。その故障原因はよく分かりません。背板が割れているのから判断して、荷台から落ちたか、運んでいる時に落とした時に壊れたのではないかと思います。郷土館に来る子供達にはゼンマイで動く蓄音機を知ってもらうため、そして大人たちには懐かしんでもらうため、この蓄音機を修理することにしました。

   背板が壊れた蓄音機     動力装置を取り外す       ガムテープで修理跡
  

 私が子供の頃、我家に同じような蓄音機がありました。好奇心が強かった私は、この機械をいじりまわして結局壊してしまいました。そのおかげで、機械のしくみやゼンマイのついての知識を得ることができました。約50年ぶりに蓄音機を分解してみました。

             調速装置の振り子、ネジが外れて回転不能


 分解すると、故障原因の一つが分かりました。それは、調速装置の振り子の破損です。固定ネジが取れて振り子が外れたのです。この振り子が外れると、レコードを回すことができません。振り子を取り付けていたネジが付近に見当たらないため、DIYのお店に行って探してみようと思います。また、回転のSART/STOP装置も壊れていました。
 なお、この蓄音機は以前素人が修理を試みようとした形跡がありました。例えば、音を誘導するラッパの部分にガムテープが使われていました。これも修理しようと思います。

               壊れていた、回転SART/STOP装置     


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