昨日子供達と一緒に藍の葉を収穫しましたが、夕方になり乾燥中のブルーシートに影がかかりました。そのため、完全な乾燥には至りませんでした。
次の日が郷土館出勤でしかも快晴でした。そのため、一日中日が当たる郷土館の裏側にブルーシートを広げました。秋とは言え強烈な日差しでした。そのため、乾燥途中だった藍の葉が紺色にカラカラに乾燥しました。この乾燥した藍の葉、来年の成器塾 「手芸と草木染め」クラスで藍染めに使おうと思います。
強い日差しでカラカラに乾いた紺色の藍葉
来年も藍を栽培しようと思います。しかし、葉を収穫する適期は7月か8月です。その時期は日差しも強烈ですのですぐに乾燥します。熱中症に注意しながら収穫するしかなさそうです。ですが、体力を考えれば来年も今年と同様に10月が良さそうです。仲間がたくさん集まれば、葉の品質も良くしかも短時間で収穫できる真夏が良いのは明らかなのですが。
乾燥始め、まだ緑が残る藍の葉 カラカラに乾いて葉が紺色に
本来ならば、7月か8月に収穫したはずの藍の葉、遅れに遅れて10月になってしまいました。遅れた理由は猛暑です。この猛暑では体がもちませんし、熱中症になる可能性があります。そのため、やむなく涼しくなった10月に葉を収穫しました。10月になると藍は花を咲かせます。そのため良い葉を見込めませんが仕方ありません。
収穫を手伝いに来た子供二人と一緒にのんびり収穫しました。子供達は最初はちゃんと収穫していました。しかしだんだん飽きてきたようです。広々とした畑に寝転がって青空を仰いだり、声をはりあげながら走り回っていました。楽しかったのでしょう、幼き日の思い出になると思います。
もくもくと藍の葉を収穫する子供達
普通の草は乾燥すると茶色になりますが藍は青くなります。青く乾燥させるためには葉をすぐに乾燥させなければなりません。子供達がやってくる前に乾燥するためのブルーシートを敷いておきました。葉は乾燥すると軽くなります。軽くなった葉は容易に風で飛んでしまいます。飛び去らないようにブルーシートの脇を立てておきました。
ブルーシートの用意 葉を千切り取る 葉を洗面器に溜める
私は鎌で刈り取った藍をテーブルの上にどんと置きます。すると、子供達はその中から良い葉を選んでは千切ります。そして、どんどん洗面器の中に葉を溜めます。葉が溜まるとそれをブルーシートの上にばらまき日差しでよく乾くのです。そして、時々乾いた葉の裏と表を箒でひっくり返します。
これを繰り返して藍の葉を次々に乾燥させるのです。夕方になり日陰がブルーシートを覆ってきました。そのため、後日再度天日乾燥することにしました。
箒で藍の葉をひっくり返す 藍の葉の収穫が終わり片付け
10月の少年少女発明クラブがありました。今月は木工細工で小さな井型の小箱を作りました。その箱に時計のムーブメントを組み込んで時計にします。今回は板を加工して井型の小箱を作るまでです。しかしながら、小箱と言いながら板をノコギリで切ることは子供にとって難しいようです。そもそも家にノコギリがない家が多いこの世の中です。しかも保護者に木工の経験がないと子供が木工を体験する機会がありません。
最近、体験格差の問題が言われています。貧困格差もあるでしょうが、保護者の体験格差が子供の体験格差にも影響します。そう言う意味では少年少女発明クラブでの工作体験は子供にとって貴重だと思います。
木工を始める前に注意事項の説明
さて、木工を始める前にノコギリで切る筋を引きます。この時直角な線を引くための道具である差し金を使います。この道具を使えないと直線や直角線を引けません。私が見ていると、低学年生や今年初めて発明クラブに入った子は差し金の使い方が分からないようでした。そもそも直角の意味や、板に差し金を当てて直角線を引く理屈が分からないようです。
その点、何年も発明クラブにいる子供はすぐに正しい線を引いていました。子供達を見ていて体験のあるなしがよく分かります。
差し金で直角線を引く ノコギリで板を切る 切った板を磨く
板を切り終わると板がちゃんと切れたか確認します。ずれていると紙やすりなどで削って修正します。その後、時計のムーブメントの穴を開けます。板の中心に穴を開けるのですが、やはり中心の求め方にも経験が必要です。
次に釘で板を繋ぎます。金槌による釘打ちがうまくできない子供が多いです。ちゃんと真上から打てないので、どうしても釘が曲がってしまいます。何度も失敗してそのこつを掴んでもらえたらOKです。次回はラッカーを塗ってムーブメントをはめ込むなどして時計が完成します。
板の中心にドリルで穴を開ける 釘を打って板と板を繋ぐ
クラフト小屋を少しずつ改造していますが、一番の改造は薪ストーブの設置です。もともとは一年前にクラフト小屋を作った時に設置することになっていました。しかし、設置をお願いしたOさんの仕事が忙しくてこの秋になってしまいました。それまでの間、もらった古い石油ストーブで我慢していました。
Oさんによると、薪ストーブ設置時に一番苦労するのは煙突だそうです。いろいろな形状や傾きなどが屋根によってみな違います。ちなみにクラフト小屋は傾斜がゆるい波トタン屋根です。雨が入らないように煙突を取り付けるのにはブリキ加工などの専門技術が必要だと思います。
取り付け中の薪ストーブの煙突、トタン屋根を貫く
早朝Oさんが軽トラに薪ストーブを載せてやってきました。昔の山小屋や作業小屋などでよく使われているブリキ製の時計型薪ストーブです。ステンレス製で黒い皮膜ですので、大事に使えば10年位は使えるはずです。年内には火を入れようと思います。ただ、クラフト小屋は隙間だらけですし、屋根は波トタン屋根ですので火を消せばすぐに寒くなると思います。そのため石油ストーブとの併用になると思います。
友達が来たりして長い間クラフト小屋にいる時は薪ストーブを使い。クラフト小屋を1時間未満の短時間使う時は石油ストーブを使おうと思っています。今後、薪ストーブ使用のため薪割りや薪の貯蔵がかかせなくなります。昔、我家で使っていた薪で炊くかまどや薪で沸かす五右衛門風呂を思い出します。
薪ストーブ持ち込み ブリキ製薪ストーブ 屋根の煙突支え部
今年の叩き染め、去年と違うのは藍だけでなく、インド藍,ヘナ,紫根,そして紅花も使って染めていることです。ヘナは茶色に、紫根は紫色に、紅花は黄色に染まります。染ったシルクは青、紺、黄、茶、紫の色がちりばめられています。来年は紅花の朱色も加えて染めてみたいと思います。
今回染めたシルクは11月の成器塾で額縁織りにします。ついでに、シルクに年月日名前を書いてもらいます。今回の染めは子供達の一生の思い出になればと思っています。そして、大人になってからも飾るか使ってもらえたらと思っています。
青、紺、黄、茶、紫に草木染めされたシルク
さて、シルクの下に敷いて叩いた藍,インド藍,そしてヘナの葉。それらの葉汁かシルクに滲んでそれぞれ、青、紺、茶に染まりました。水洗いする前に、藍葉をミキサーにかけてドロドロした液をシルクの空いた箇所に塗りました。続いて、紅花をすり鉢で粉々にしたものに水を溶かしたものをやはりシルクに塗りました。最後に紫根をアルコールで溶かした液をシルクに塗りました。
葉汁でシルクを染める 藍をミキサーにかける 染めあがったシルク
シルクが染まったことを確認後、葉の残渣などを水で綺麗に流しました。水で洗いながらごしごし擦ると染まったシルクだけになります。新聞紙やタオルにくるんで水分を落とした後、アイロンで温めてシルクを乾燥しました。これでシルクが綺麗に草木染めされました。
次回は紅花による草木染めをします。普通のハンカチを黄色と朱色に染めます。保護者も見学に来るそうなので、子供達と一緒に楽しく染めてもらおうと思っています。
藍などの残渣を水で洗い流す アイロンで水分を飛ばし乾かす
籠細工などに使える組み立て式木枠の試作品が完成しました。蝶番などを使っていないためグラグラすることなく硬く組み立てることができます。ただし、硬いため分解する時に強い力を加えると接合部のダボが折れることがあります。
柱などを使った木枠より軽いため持ち運びしやすいと思います。分解して袋に入れると持ち運びしやすいです。遠くに出かけて細工する時に便利だと思います。次は小さめの木枠を作ろうと思っています。
組み立て後の木枠、軽量でコンパクトに収納
接合部にダボを使っていますが、穴の位置が微妙に違います。位置を間違えると組み立てできません。そのため、ダボの位置を数字で書いておきました。ダボの位置は8ヶ所あります。そのため、1~8までのダボの凸凹位置にそれぞれ番号を振っておきました。さて、試作したこの木枠は使いやすいでしょうか。
これを組み立てて木枠に ダボ位置凸凹の番号 ダボを慎重にはめ込む
今回の放課後学習 成器塾「手芸と染め」コースでは、草木染めとして藍の叩き染めをしました。事前に藍畑に行って、新鮮な藍,インド藍,そしてヘナを採集して小学校に持って行きました。萎れないように藍は根ごと掘り上げてバケツに入れて持ち込みました。根を掘れないインド藍とヘナは、切った枝を濡らしたタオルで包んで持ち込みました。
いつものように挨拶をしてから成器塾「手芸と染め」コースが始まりました。染める前に、子供達に「絹擦れの音」を聞いてもらいました。今ではなかなか聞けないシルクが擦れる音です。次に、そのシルクをハンカチ大の大きさにハサミで切りました。そのシルクを順次、藍,インド藍,ヘナ,紫根,そして紅花の各色で染めるのです。子供達と指導者さんによる楽しい草木染めの始まりです。
楽しそうにシルクを草木染めしている、子供達及び指導者さん達
藍の叩き染めは基礎的な染物です。藍の葉を叩いて出た葉汁でシルクを直接染めるのです。最初、シルク上に藍葉をどのように配置するか考えます。最初、子供達は葉の配置デザインに悩んでいるようでした。ちなみに、藍は青色に,インド藍は紺色に,ヘナは茶色に染まります。去年は藍だけを使いましたが、今年は藍以外の葉を使って多色染めします。
なおシルクにした理由は、藍が動物性の布によく染まるからです。
シルクをハンカチ大に切る 切ったシルクを配る 藍の葉を慎重に選ぶ
藍などの葉をシルクの上に置くと、そのシルクをサランラップで包みました。そして、それを上下ひっくり返して板の上に載せました。サランラップ,藍,シルク,サランラップの層になります。サランラップの上から金槌で叩くと葉汁がシルクににじみます。次々に葉を叩いて、葉の形に葉汁がシルクににじんだらOKです。教室に金槌をトントン叩く音が響きました。大人も子供も楽しそうに叩いていました。次、各色に草木染めします。
デザインを考えて葉を配置 楽しそうに金槌でトントン叩く
クラフト小屋、使い始めてそろそろ1年になります。大工道具など運び込んでいるうちに手狭になってきました。特にノコギリや金槌などの道具を置いていた壁が意外に狭いのです。この冬に薪ストーブがやってくる予定です。そのため、今回クラフト小屋内を改造することにしました。
まず第一に道具を置いている壁板を広くすることにしました。厚めのベニヤ板を壁に貼り付けて、その上に道具を並べるのです。そのためDIYのお店に行って大きなベニヤ板を買いました。そして、車の中に何とか押し込んで持ち帰りました。
厚めで広いベニヤ板を壁に取り付け中
ベニヤ板を持ち帰ったのですが、意外に重くて壁に持ち上げるのに一苦労しました。ベニヤ板の中心に穴を開けて、その穴に支えの釘を一本打つことで壁に取り付けることができました。シロアリのために柱がボロボロの箇所がありました。そのため、ネジを売ってもスカスカの箇所がありました。
ベニヤ板を壁に取り付けると次々に道具をぶら下げるネジを打ちました。ノコギリ,金槌.ナット回し,ヤスリなど次々にぶら下げました。壁が道具で埋まるのにはまだ時間がかかります。あと、この冬に薪ストーブを置くためもう少しクラフト小屋内を整理しようと思います。
緑の中のクラフト小屋 ベニヤ板を壁に取り付け 道具を次々に取り付け
修繕中の骨董アイロン台、裏側に糊付けしていた布が乾きました。しかし、アイロン台の四隅がまだ布を糊付けしていません。そこで、最後にその四隅を糊付けをして修繕の終わりとしました。何とか使えるようになりました。
今回修繕したアイロン台は四角形ですが、現代のアイロンは片側が細くなっています。そのため、衣服の裾をアイロンがけできます。さらに現代のアイロン台は耐熱性がアップした上に脚が付いています。たかがアイロン台ですが昔の物と比べて便利になっています。
四隅の布をピンと糊付けして、実際にアイロンがけしてみる
今回修繕したアイロン台のように、私は昔の物に郷愁を覚えます。例えば、古い手回しミシンや古い2糸式ロックミシンなどです。壊れた昔の道具を安く買ってきては修理します。そして、自分で使います。例えばモーターが付いたミシンは早すぎて怖くて使えません。自分の気分や調子に合わせて手回すミシンが大好きです。昭和の人間だからなのでしょう。
四隅に糊付け 糊付け部を折り返し 押しピンで押さえ乾燥
修繕したアイロン台は思いのほかたやすく修繕できました。表は依然と同じような赤いデザインですし、裏側も元通りです。修繕しながら気が付いたのですが、このアイロン台はベースが厚紙です。また、内側に充填してある綿も古く品質が悪いものです。当時は厚紙や古綿をリサイクルしてこのアイロン台を作っていたようです。さて、今度の成器塾でこの骨董アイロン台を初使用します。
元のままの裏側 表は前と同じような赤い模様柄
毎朝、ミツバチの巣箱に異常が無いことを確認してから仕事などに行っています。ところが、昨日の朝のことです。数百匹のミツバチ達が巣箱の外に出て大騒ぎしていました。しばらく観察しているとその原因が分かりました。ミツバチの一番の天敵である大スズメバチが巣の周りを舞っていたのです。これは一大事です。急いでその大スズメバチを一匹捉えて、ネズミホイホイにくっつけておきました。
その後、気になりながら仕事に行きました。そして、帰宅してからすぐに巣箱に行きました。すると、巣箱の周りが大変なことになっていました。
数百匹のミツバチ達が巣箱の外に出て警戒
朝と同じようにミツバチ達は大騒ぎで、大スズメバチを警戒してお尻を振っていました。ネズミホイホイを見ると、なんと大スズメバチが20匹位くっついていました。大スズメバチのフェロモンに誘われてくっついたのでしょう。ネズミホイホイを使って大スズメバチを撃退する方法を知っていたので助かりました。
最悪の場合、大スズメバチの大群がやって来てミツバチを巣ごと全滅させることがあるそうです。餌が少なくなる秋になると、このように大スズメバチは他のハチを襲います。そしてハチやその幼虫を肉団子にするそうです。今回は何とか撃退できましたが、次にまたやって来るかも知れません。今後も警戒が必要です。
ネズミホイホイに付いた大スズメバチ 巣箱上の〇にネズミホイホイを置く
先日ハンマーナイフモアで藍畑周辺の草刈りをしましたが、8~9月の間は猛暑でほとんど藍畑に行くことができませんでした。本来ながら8~9月に葉を収穫するつもりでしたが、やはり猛暑でとても収穫どころではありませんでした。
来週、放課後学習の成器塾の「手芸と染め」コースでは藍染めをする予定です。この藍畑の葉を収穫して小学校に持って行き、藍染め(叩き染め)に使います。その準備も兼ねて藍畑に行きました。
施肥をした後にジョロで藍に水やり
藍の様子を見ると、10月に入ったため花が咲き始めていました。まだつぼみですが、来週には藍畑はピンク色ま花で染まると思います。花が咲き始めると葉はそれほど成長しません。花や種に栄養を取られるのでしょう。葉が萎れないように根本に施肥しておきました。そして、その上からジョロで水やりをしておきました。
施肥した藍畑4畝 つぼみが付き始めた藍
組み立て式の木枠ですが、最初は蝶番を使おうと思っていました。しかし、蝶番は曲がる部分が意外にがたがた動くので全体的に不安定になります。また、木ネジを回して固定する方法も考えました。しかし、木ネジではドライバーでぐるぐる回す手間がかかります。ましてや小さな木ネジは紛失してしまいそうです。
そこで、取り外しが容易にできてがたがた動かないダボを使うことにしました。木工製品では木材同士の固定によく使われます。また精度よく木と木を接合できます。ただし、精度よく細工する必要があります。
ダボを16本打ち込んだ木枠の側面二個
ダボの取り付けは精度が要求されます。ダボを打ち込む位置に最新の注意をします。穴の位置がずれないようにセンターポンチで窪みを付けました。木工ノコギリは穴の開け始めが大切です。穴あけ位置がずれるとちゃんとダボを取り付けできません。付けた窪みに径6㎜の穴を正確に開けました。当然ながら穴の深さも正確にします。正確な深さになるように、木工ドリルに深さのマーカーとなるようあらかじめテープを巻きました。そのマーカーの深さまで穴を開けました。
センターポンチで窪み 径6mmの穴を開ける 穴を開け終わる
16ヶ所の穴を開けるとダボを木枠の側面に打ち込みました。側面から抜けないように接着剤を塗布します。なお、一つのダボはそれに対応する一ヵ所だけしか挿入できません。それ以外の位置には挿入できないよう穴を開けているからです。これで木工細工は終わりです。次回、実際に木枠となるように組み立てできるか検証します。
接着剤を付けた後ダボを打ち込み 側面16ヶ所にダボを打ち込む
子供達と工場見学で大晃機械工業(株)を訪れました。この会社の先代社長は田布施町栄誉町民に選ばれており、写真や功績が郷土館に飾られています。ちなみに去年は神和工業(株)を訪れました。
大晃機械工業には思い出があります。小学生の頃の事です。 平生町の親戚から帰る時、田布施川沿いを歩くか自転車に乗って帰っていました。時々夜中に帰ることがありました。そのような夜に北方面を見ると、数珠繋ぎのように点々と光る工場がありました。それは大晃機械工業の長屋のような工場から洩れる光でした。当時ポンプを製造する会社だと聞いていました。それほど私にはなじみのある夜の光景でした。
大晃機械工業(株)の方から、発祥や製造する製品などの説明を受ける
大晃機械工業(株)受付に集合した後に大部屋に移り会社説明を受けました。会社の発祥や製造している製品などについて聞きました。それが終わると、工場内を見学しました。主に船舶用ポンプの製造現場を見学しました。金属を切削加工する工場から、完成した製品を出荷する建屋までを見学しました。
今の子供達は物づくりの現場を見ることはめったにありません。私が子供の頃、近くに鉄工所がありました。小学校から帰る途中によく覗き込んでいました。そして、運がいいと〇や◇の形の鉄の破片をいただきました。子供ながら物づくりの現場を見たものです。
今回の工場見学、子供達にどう響いたでしょうか。私も勉強になりました。今回見学した子供達の中から大晃機械工業(株)に就職する子がいるでしょうか。
工場受付に子供達は集合 製造する製品を組み合わせる
昭和初期製でしょうか、とても古いアイロン台が傷んで使い物になりません。周囲の布が切れて中の綿がぼろぼろ出てくるようになりました。婆様が長年使っていたものです。その後、私が引き継いで使ってきたのでとても愛着があります。傷んだ布に似た布を探して張り替えることにしました。
張り替えた布を、糊を塗った裏側で止める
柳井市の手芸店に置いてある端切れ布の中から、傷んだ布に近いものを探しました。その布を持ち帰ると、クラフト小屋の中でアイロン台の修繕を始めました。まずは傷んだアイロン台に端切れを被せました。そして、ちょうど良い広さになるようハサミで切りました。次にアイロン台の裏側に糊を塗って端切れを貼りました。
布が切れて飛び出た綿 端切れをハサミで切る 糊を塗り端切れを貼る
貼った端切れが外れないように押しピンで固定しました。糊が乾燥するように2~3日天日乾燥します。次回は押しピンを取り外して端切れが固定したことを確認します。そして、は四隅を同じように糊で止めようと思います。
2~3日天日乾燥して糊を乾かす 新しい端切れで覆われたアイロン台
荒神山を降りると正行院に向かいました。院と寺の違いをよく知らないのですが、院は仏教を学んだり修行する場所のようです。寺は仏教を広める場所のようです。そのため院で学んだご住職がお寺を創建して教えを広めるのでしょう。田布施の龍泉寺の発祥は光市の渓月院で、龍泉寺が元になり曹洞宗のお寺が田布施に広まったようです。
今回訪れた正行院が発祥のお寺が多くあるに違いありません。コンクリート製の近代的な本堂です。忙しそうでしたので挨拶だけにしました。白い本堂に青く晴れた空が映えていました。
ウォーキングの途中にお参りした代田八幡宮
正行院の門を出ると祇園社跡に行きました。正行院から祇園社跡に行きましたが、雑木が生えていてとても歩けない山道を進みました。崩れた小屋や倒れた石塔がありました。その昔はお社があったに違いありません。絶えてから何年も経って見事に自然に同化していました。どこからともなく蚊の大群が襲ってきました。落葉が積もる石の階段をおりました。降りた場所に立派な鳥居がありました。この鳥居だけがかつて祇園社があったことを伝えています。
ご挨拶した正行院 自然に帰った祇園社跡 火伏地蔵尊
鳥居には明治三十年代の日付が掘られていました。かつては賑やかだったのでしょう。正式な石階段とお年寄りが登れる緩い石階段がありました。蚊を振り払うようにして祇園社跡から立ち去りました。続いて火伏地蔵尊に立ち寄りました。今の時代らしくLEDロウソクが燈っていました。また花が活けてありました。この地蔵さんは今でも地元の方々に愛されているようでした。
代田八幡宮傍の宮本大師堂 國木田独歩の三角餅藤坂屋跡
続いて宮本大師堂に行きました。この付近は宮本と名のつく地区です。この大師堂がこの地区全体を取りまとめるお堂のようです。今はお参りする方も少ないようですが、江戸時代にお寺の説教師が来て教えを説いた場所なのではないかと思います。
次に代田八幡宮に行きました。ここまで来ると少し疲れで出てきたため、本殿にお参りした後に水分補給兼休憩を取りました。休憩が終わると、最後の史跡である國木田独歩の小説に出て来る三角餅の藤坂屋跡に寄りました。三角餅以外の多角経営に失敗したため倒産したそうです。藤坂屋跡を過ぎるとスタート地点に戻りました。参加された方々お疲れ様でした。
柳井東方面の史跡巡りをしたウォーキングルート