すぷりんぐぶろぐ

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国語辞典に頬ずりして

2007年01月18日 | 雑記帳
 三学期に力を入れたいことの一つに、国語辞典の指導がある。
 二学期末の研修時に、全員に構想めいたことを話してあった。
 
 昨日、共通の辞典を購入し、各学級へ配布。
 そしたら、ある学級ではその真新しい辞典に、一人の子が「わあっ」と頬ずりしたとのことである。
「辞典を、そんなふうに愛してもらえるなんて」
と担任と笑いながら会話した。

 しかし、「本当の愛」はこれからである。
 
 国語辞典を実践で取り立てて扱っている著書はあまり多くない。
 辞典を特集にした国語の実践誌なども数えるほどしかない。
 ただ、一様に「辞書慣れ」「とにかく多く引く機会を」ということは出てくるようだ。
 授業のパーツ化、オムニバス方式という形で、毎時間に「辞書引き」を入れている学級も多いようだ。
 数年前、私自身も複式学級解消で、受け持った三年生と一緒に取り組んだ。それなりの成果はあったように思う。

 今後継続的な指導が可能かどうかは、簡単には言えないが、とにかく今までよりは意識して使わせようと申し合わせはしてある。

 子どもが「辞書はツカエルゾ」「引くってオモシロイ」「わかってスッキリ」という感覚を増やし、教師からの指示がなくても手にとることができるようになれば、それは確実に一つの「学力」と呼べるだろう。

 私の役目は、それぞれの学級の導入の一時間足らずの授業であるが、いい刺激を与えられるように努めてみたい。