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連続授業「国語辞典」その1

2007年01月23日 | 教育ノート
 国語辞典を活用するための授業を始めた。
 初日は2時間目に5年生、3時間目に4年生である。

 最初にどの程度の速さで引けるか調査をする。
 そのための導入として二つを行った。

○指定されたページを開き、数字を指差す
○指定された言葉を探し、ページの数字を指差す

 そして10の言葉があるプリントを配布、時間を5分と定め、何語探せるか、また何分で探せるかを計った。どちらの学年も個人差が目に付いた。

 残った30分ほどの時間で、辞典を使った活動を行う。
 以前からの持ちネタ?である「ことば探し・ことば集め」をする。
 語順の原則などは特に確認せず、クイズ的に進める中で触れられればよいとした。

 まず、見出し語順に並べ、中の伏せた語を当てる。
 使っている辞典は光村教育図書版である。5年生では①から③の三問。4年生は①②と④を扱った。

①「えらい」→ 「?」 →「えり」
②「あるじ」→ 「?」 →「あるく」
③「かふんしょう」→ 「?」 →「かべ」
④「いのこる」→ 「?」 →「いのち」

 
次は、一定の語数が収録されている部分を問い、グループで集めさせる。
(4年生は①を全体で扱った)
①「えいが」→ 10語 →「えいご」
②「あまぐ」→ 55語 →「あめ」
 
 5年生が最初だったので、活動形態や設問数を若干変更、修正をしながら4年生を行うことができた。
 ことば集めは、前任校などで行った6年生の場合、個別作業にしていたがグループにすることによって、「それはちがう」などという声も聞こえてきたので、その段階で語順に関しての教えあいなどもできていた。
 その後の辞典を引いて言葉を確かめていく作業も興味が持てたようだ。

 予想などは大きな紙にグループ全体で書かせる形にしたが、書き込みをカード化するなりして、出てきた言葉を並べ替えて確認するのも一つの手だなと感じた。

 時間的には少したりなかったが、この流れは1時間の授業の組み立てとしてはまずまずだなと再確認できた。

 次は3年生と2年生である。