すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

話材としての牛

2009年01月08日 | 雑記帳
 今年度は毎月初めの全校集会の話を、職員が輪番ですることにしていて、子どもたちには本当に好評だと思う。
 先生方がそれぞれに工夫をしてくれるので、惹きつけられながら聴いている様子が伝わってくる。
 お願いしてよかったなあと思うことの一つである。

 それはある面で、私個人の話が減るというメリット?もあるわけだが、逆に行事などの一回一回の挨拶などはより大切にしていかなければならないと戒めている。
 ただ「話は短く」が自分自身の大きな前提でもあるので、その辺りとの兼ね合いが難しいところである。
 子どもが活躍する場面も作りたいし…といろいろな思いが渦巻いているのである。

 さて、来週の始業式の話である。
 今年はあまり漢字にまつわる話をあまりしていないので、今回干支にちなんだ「牛」をちょっとだけ取り上げるかなと思い、調べてみた。

 牛という字が正面の顔をもとにした象形文字であることは有名だが、では「羊」との違いは?
 牛を真っ二つに分けることからある漢字が生まれた。それは何か?
…なんていうのもなかなか面白いね。

 「牛飲」なんていう熟語がある。「牛歩」というのも結構有名だし、それで牛をイメージさせていくこともできるだろう。でもあまり数はないから発展しないかな。

 そこで…。
 今回は「牛扁」の漢字を使おうと思う。すぐいくつか思いつくが、調べてみると小学校段階ではあまりないようだ。牛が2年生に初出で、3年生、4年生、5年生にちょうど一つずつ登場する。さて、何でしょうか?
 これを学年ごとに訊いてみるような形はどうだろうか。

 そして、5年生で登場するのが「特」。
 これは結構使えそうだな、と感じる。「牛」と「寺」という組み合わせも意外性がある。小学生にはちょっと難しいかもしれないが、熟語としてはよく使われるし、印象付けられる字ではないかと思う。

 メッセージは、今年があなたにとっての特別な年であるように…
 と、そこまでCMっぽくはやらないが、短い話にもそういう願いは込めたいものだ。