すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

雪の風景から聴こえる

2009年01月24日 | 雑記帳
 先週退勤中の車で聴いたラジオ番組。地方のFMローカルである。
 「雪かき(除雪)を始める前に気分を高める音楽」というちょっと粋なコーナーを、男女2人のパーソナリティがやっていた。お互いに選んだのは洋楽であり曲名もわからなかったが、アップテンポなリズムはなるほどね、という感じがした。

 何か特定の行動を促す音楽があるのかどうかはわからないが、雪かきのような寒い中での負荷の大きい労働のためには、脳のナントカ核をかなり刺激する必要があるのだと思う。以前その音楽を聴いたときのいい記憶(やる気になる、楽しい思いが浮かぶといった)がある人はやはり有利なのかな、などと考える。初めての曲だとしても、それは脳刺激との関連だろう。

 それにしてもつらいのは単純な作業をどう繰り返していくかであり、ここは携帯プレーヤーで流して作業能率を上げる音楽という特集があればもっといいかもしれない。いやいや、除雪作業は路上も多いのでそれでは危ないか、これは寒風に身をさらして天の声でも聴けということか。

 ところで、景色に合う音楽というのは確かにあると思う。
 もちろんこれは個人的な趣味でしかないのだが、数年前別ブログにも書いたように「雪景色には平原綾香」が私の一つの定番である。特に、風雪時の運転には「祝福~blessing」がぴったりはまる。
YouTube版を観て、その違いに思わずニヤリでした)

 去年話題になった『風のガーデン』の最終回でも、挿入歌「カンパニュラの恋」が見事にマッチしていた。以前の倉本脚本の『優しい時間』の主題歌も彼女であったが、曲調と声質がやはり北のイメージに合うのだと信じている。
 
 でも、除雪をしながら平原綾香でもなかろう。
 雪道をとぼとぼと歩いたり、吹きすさぶ様子を窓から見たり…ある意味絵になる人限定、やはりそう考えると容姿も年齢も限定か。いやいや、そんな小さいことを見えなくしてくれる、吹き飛ばしてくれるのがこの季節の雪なんです。