すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

「簡単」に飼いならされた自分?

2009年01月16日 | 雑記帳
 最近、新しいデジカメを買い求めた。
 数えてみたら7台目のようだ。以前から一眼レフにしようかと迷っていたのだが、今回も結局コンパクトを購入した。一眼はアナログ時代に買ったことはありそれなりに楽しかったが、デジタルとなると本当のところどれほどのメリットがあるか、今一つ踏み切れない。

 それはともかく、手に入れたのがあまり人は買わないだろう?多機能型カメラのせいか、今一つ使いこなしが難しい。
 最近、これほどマニュアルブックに目を通さなければならないのは珍しく、少しいらついている。

 家電やパソコンなどのマニュアルの厚さやわかりにくさが指摘されて久しいが、いくらか改善されてきているとはいえ、ペーパーを参照してやるのは時代遅れじゃないかなどと感じている。

 しかし一歩引いてそんな自分を眺めてみると、わかりにくいこと面倒なことを避けて、いつも快適にいなければならないという気持ちに支配されているからではないか…と思えてくる。
 何か新しいこと、いつもと違うことが出てきたら、それに対応するためにはクリアすべきことがあるのは当然ではないか。その段階があるからこそ「学習」というのではないか。こんなことさえ面倒になるのはズボラな性格ゆえか、はたまた老化か。

 簡単、便利、安全…確かにいいことではあるが、それらに飼いならされたような自分もまた惨めである。