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酔いどれトムと再会

2009年10月28日 | 雑記帳
 ドラマ「不毛地帯」初回を録画でみたとき、エンディングテーマが流れてすぐ、あっと思った。

 トム・ウェイツだ。

 クレジットを確かめるまでもなく、この重くしゃがれた声は彼以外にないだろう。

 似たような音楽を聴いた同世代であれば、「オール55」という曲を思い出すだろう。ファーストアルバムは「クロージング・タイム」。当時新興レーベルだったアサイラムから何枚のアルバムを買ったのだろうと思う。
 何回か書いているがお気に入りはJ・ブラウンだったが、トムはまた別の意味で、というより「夜更けによく聴いた」1人である。

 「酔いどれトム」というニックネームが実にふさわしく、独りでアパートの一室で聴くには、実にふさわしい。
 70年代、ごく一部の若者のありがちな姿でもあったか。

 たまには懐かしがってもいいだろう。

 彼の一番有名な曲とも言われている「トム・トラバーツ・ブルース」。
 こんな齢になって、沁みてくることもあるなあ、と思う。
 もし、よろしかったら、夜更けに聴いてください。

 こちらは、少し若い頃の名曲です。