すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

絞込みは見果てぬ夢

2009年11月04日 | 読書
 振替休みと文化の日も、発表会のフォトシネマ作りなどしていたらなんとなくそれで潰れてしまい、読みかけの本も進まなかった。
 記録によると現在80冊なので、自身に課しているノルマまであと20冊かあ…。ちょっとキツイかな。

 今年は「読み直し、読み返し」も一つ頭にあったが、それも進んでいない。時々、書棚をのぞいて選ぼうとするのだが、あまり即決できないのは、もしかしたら自分があまりいい本を選んでいない証拠ではないかとも考える。

 いや結構心に残る小説もあり、大事なことが詰まっている教育書もあるんだけどなあ、と思いつつそれでも新しい本を買いたくなってしまうんだよなあ、などと考えていたら、ある雑誌にこんな一節が…

 本は場所をとる。逆に考えれば、場所をとるのがその本質ではないだろうか。
 
 何か凄い言い訳のようにも感じるが、あるアルゼンチンの作家は盲目になったあとでも「身近にたくさんの本があることを感じるだけでも幸福な気分に浸れた」そうである。ふむふむ。
 私もツンドク家の端くれとしては、なんとなくわかるような気にもなる。まあ、文庫や新書が中心ではその思いの高さもそこそこではあるが…。

 何万冊と所蔵している愛書家?は蔵書を整理して最後は百冊に絞りたいといったそうな。
 そんな人であれば、確かに百冊の本棚は素敵だろう。

 私にとってそんな絞込みは見果てぬ夢だが、二十冊ぐらいは候補としてすぐ挙げられる本があることに気づく。

 そして、それらの本は、すぐ読み直したいような後にとっておきたいような、ちょっと複雑な思いを持つ本でもある。