すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

えっ、上方落語の…

2009年11月12日 | 教育ノート
 紙芝居による学級巡りも第2クール!に入ったが、学習発表会の前後をちょっと休み、今日の4年生から再開である。
 先月購入してあった落語をもとにした紙芝居で、上学年5クラスを回ろうと思っている。

 「紙芝居 おおわらい落語劇場」シリーズをネットで見つけ、よしこれだ!と思ってすぐ注文したのはいいが、桂文我という噺家の脚本だったら上方落語つまり関西弁のようになることを考えるべきだったかな…。家へ届いてから驚く始末である。

 まあ、長く続くお笑いブームのなかで、ずいぶんと関西弁は耳にしているので、なんとか真似はできるだろうと思い直した。
 考えてみればそれが江戸落語であっても、江戸弁ができるかといえば、これだってかなり難しいわけで、その意味で「落語風」を少しでも語りに入れられれば、まあまあというところではないか。

 第一弾として選んだ「さらやしきのおきく」を下読みしていて改めて気づくのは、関西弁のリズミカルさ。
 耳慣れていることばの「ほんまかいな」「なんでやねん」はもちろんだが、「もどりまひょ」なんていい方も妙に心地よい。江戸弁にはスピードと歯切れのよさが求められると思うが、上方では速さも必要にしろ、柔らかさや抑揚表現がポイントになるのだろうか。

 漫才については上方と東京の違いなどずいぶん指摘されることがあるが、落語ももちろんあるのだと思う。発想だけでなく語感や会話のタイミングなどきっと大事になることを、頭ではわかっているつもりだが…どうなることやら。