すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

「愛」という言葉をお勧めします

2009年11月27日 | 読書
 結構前に買ってあったのだが、きちんと読んでいなかった『子どもがグーンと賢くなる 面白小話・国語編』(二瓶弘行編 明治図書)を読みとおしてみた。

 「授業でそのまま使える」が売り文句なのだが、どうだろう。ちょっと批判的な目で全体をみてみる。

 ①字が小さくて読みづらい(自分の眼のせい?)
 ②1ページに詰め込みすぎで、そのまま読み聞かせられるか疑問
 ③内容の重複が見られる(執筆者が多いのでそうだろう)

 従って、もう少しゆとりの持った体裁で、クイズ的な展開で統一して(もちろんそれ以外にも方法はある)、目次を詳しくして内容の細分化を図れば、かなり使い心地がよくなるのでは…と素人が勝手に考えてみた。

 もちろん、内容のなかには納得の知識、新鮮な情報もあり、いくつか付箋を貼らせてもらった。いつか補充でもあるときの小噺いや小話にはなるだろう。

 一つ、洒落たことを書くわい!と思わされた頁がある。
 「46 国語辞典を選ぶときは?」という項目で、様々な選定ポイントはあるが、執筆者は当然のことながら「選ぶときに大切なのは、どんな意味が書いてあるか調べることです」と言い切り、同じ言葉で比較してみることを薦める。
 では「どんな言葉がふさわしいか」という件で、こんな記している。

 「愛」という言葉をお勧めします。理由は大切な言葉だからです。「愛」という言葉をいろいろな辞書で引いてみて、一番自分にぴったりくる辞典が自分にあった一番いい辞典です。
 
 素直な私が手元にある辞書で「愛」をひいてみたのは言うまでもない。
 その結果一番いい辞典は…うーん、結構難しい。