すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

昭和の本から再読を始める

2010年01月06日 | 読書
 年末から恒例のように本の整理をしたのだが、結局「整理」には行き着かず「移動」になってしまった。この顛末ももはや恒例と言えるのだが…。

 こういう挫折の原因の一つは、途中で立ち読みをすることにある。
 書棚に寄りかかったままペラペラと書物や文集などをめくってしまい、いったいどのくらい時間を浪費していることだろう。
 まあ、それも結構楽しかったりするところに根本的な問題があるのだろうが…。

 それはともかく、今年も再読を一つ自分に課してみたいと思ってはいた。その気持ちをはっきり形にしてくれたのが、ずいぶんと奥まったところから出てきたこの本だった。

 『一分間ティーチャー』(S・ジョンソン&C・ジョンソン著 ダイヤモンド社)~絶版になっているようだ~

 昭和63年3月発刊となっている。二十年以上前のものだ。購読はおそらくその時分だったら「向山洋一・訳」に惹かれたのだろう。自分の中で、当時は成功法則とか自己啓発とかあまり興味深く思っていたわけではない。
 しかし改めてこの本を読むとその後によく読んだビジネス誌などに書かれていることの基本があるように思う。

 「一分間目標設定法」「一分間称賛法」「一分間回復法」…つまり、自己肯定を短時間で繰り返し行うこと、あるべき姿を言語にしてイメージ化を図ること、失敗も受け入れるための幅を持たせておくこと…といったところがポイントになる。

 しかし、言うに易し為すに難しが私の現実。実際にその通りにやっていない生意気さが原因なのだろう。
 ところで「訳者あとがき」の中にある「向山学級の一分間目標」の設定手順が具体的だと、今さらながらに感心してしまった。
 「再読100冊」をテーマに、ステップを踏んで自分でも設定してみたい。
 手順どおりに書き込むとこんな感じかな…

 1 今年は再読100冊を達成したい。
 2 私は、今年再読100冊を達成したい。
 3 私は、今年のうちに再読100冊を達成する。
 4 私は、自分がかつて読んだ本の中から100冊を選び、しっかりと読み直す。
 5 読み直しの本から新たな気づきや深い認識が得られることで、読書する楽しみが増え、充実するだろう。
 6 (実現のための六つの段階、ステップを作る)~略