お気軽読書ということで…
『イン・ザ・プール』(奥田秀朗 文藝春秋)
以前読んだ『空中ブランコ』が面白かったので、そのルーツと言われるこの作品を読んでみた。主人公である精神科医伊良部のデビューとなる小説だ。
本当にお気軽に読める内容だと思う。
伊良部の「無敵さ」は魅力的だが、このデビュー作ではややこなれていない。単にアホらしさが強調されているような気がした。
その点『空中ブランコ』では、謎の部分が秘められている印象がある。作者の中ではキャラクターが決まってはいるんだろうけども。
教師版という発想もあるかもしれない。
さて、これは映像化だなと思っていたら、案の定連続ドラマが始まっていた。日曜深夜だったので録画しなくちゃと思っていながら失念。ああ残念。
それにしても、伊良部があの徳重某という俳優では、あまりにイメージが違い過ぎではないかい。尖端恐怖症のヤクザ役は西村雅彦。これは納得だなあ。
もう見なくても想像できる。
『さまぁーずの悲しい俳句』(宝島社)
さまぁーずはファンということではないが、鋭さを感ずることがあり結構注目している。
大竹・三村というコンビのよさが、この本でも発揮されている。
大竹がボケで俳句を詠み、それを三村がツッコム。
内容は「悲しい」。本当に悲しい、寂しい状況をうたったものもあれば、単なる言い換えあり、パロディあり、わざと外したものあり、ずらしあり…となって、そこにいちいちツッコム。このリズムが絶妙だ。
まさに繰り返ながら小さな変化を連続させていく。
真似をして悲しい俳句をひとひねり。(こんな感じということで)
ふぶきの日 ガリットアイスを 外で食ひ
修業かよ!
『イン・ザ・プール』(奥田秀朗 文藝春秋)
以前読んだ『空中ブランコ』が面白かったので、そのルーツと言われるこの作品を読んでみた。主人公である精神科医伊良部のデビューとなる小説だ。
本当にお気軽に読める内容だと思う。
伊良部の「無敵さ」は魅力的だが、このデビュー作ではややこなれていない。単にアホらしさが強調されているような気がした。
その点『空中ブランコ』では、謎の部分が秘められている印象がある。作者の中ではキャラクターが決まってはいるんだろうけども。
教師版という発想もあるかもしれない。
さて、これは映像化だなと思っていたら、案の定連続ドラマが始まっていた。日曜深夜だったので録画しなくちゃと思っていながら失念。ああ残念。
それにしても、伊良部があの徳重某という俳優では、あまりにイメージが違い過ぎではないかい。尖端恐怖症のヤクザ役は西村雅彦。これは納得だなあ。
もう見なくても想像できる。
『さまぁーずの悲しい俳句』(宝島社)
さまぁーずはファンということではないが、鋭さを感ずることがあり結構注目している。
大竹・三村というコンビのよさが、この本でも発揮されている。
大竹がボケで俳句を詠み、それを三村がツッコム。
内容は「悲しい」。本当に悲しい、寂しい状況をうたったものもあれば、単なる言い換えあり、パロディあり、わざと外したものあり、ずらしあり…となって、そこにいちいちツッコム。このリズムが絶妙だ。
まさに繰り返ながら小さな変化を連続させていく。
真似をして悲しい俳句をひとひねり。(こんな感じということで)
ふぶきの日 ガリットアイスを 外で食ひ
修業かよ!