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別れた相手を語る

2011年02月11日 | 雑記帳
 趣味が写真だとは言えないし、カメラ愛好者などと思ってはいないが、結構、買ってしまっている自分がいる。

 かなり以前から、いわゆるデジイチには興味を持っていた。
 フィルム時代に安い一眼を買ったこともあり、当時はそれなりに面白かったので、デジタルでもと思う気持ちはあったのだが、コンパクトでも高倍率はあったし、踏み切れないでいた。

 しかし、やはり圧倒的に値段が下がってきたし、ずいぶんと小型化されたし、買ってもいいかなあと年初めから考えていた。
 使いこなせるかな…今持っているので十分…いや、コンパクトの安いものならさらにいいよ…と何度も逡巡しながら…物欲の沼に引きずり込まれて、価格com.の餌食になる。

 「購入する」をポチッとクリックした瞬間、ふっと反省する気持ちがわいたのも変なことで、そんなことを繰り返してきた自分に痛みを感じたのだろうか。

 少し紛らわせてみようと、今まで付き合ってきたデジカメについて振り返ってみることにした。

 別れた女を語るようで(語るべきものもないのにこんな比喩をつかう)、付き合い方についていい反省材料になるかもしれないし、ちっとも役立たないかもしれない。
 それでも、そろそろいい機会だろうと思う。

 さて、初めてのデジカメは自分が買ったものではなく、職場にあったもの。
 これはかの有名なカシオQV-10である。
 http://www.digicamezine.com/digicame/kisyu/qv-10.htm
 http://ja.wikipedia.org/wiki/QV-10 
  
 歴史的なモデルである。

 この回転式のレンズがなんとも言えなかった。
 担任を外れた三年目から学校報を書くことになって、フィルムで撮ったものを印刷機に書けるのと併行して、デジカメをNECのワープロ!にビデオ端子でつないで取り入れることを試みた。
 画質は当然粗かったが、こりゃ便利だなあという感覚を持ったことを覚えている。

 もう一つ印象深いのが、ソニーFD5である。これは多くの学校で使われたのではなかったか。
 http://www.digicamezine.com/digicame/kisyu/mvc-fd5.htm

 図体のでかいモデルだったが、なんと言ってもFDの存在である。この便利さはワープロや95パソコンの時代は有り難かった。
 今思うと、FDの書き込みなどもずいぶんと時間がかかったような気がする。

 デジカメが頻繁に使われる一歩手前の時期で、職場でも比較的自由に使えたのだが、やはり個人で所有したいなあという気持ちが高まってきてとうとう購入したのが、カシオのXV-3というモデルだった。
 http://www.digicamezine.com/digicame/kisyu/xv-3.htm
 
 しかし、この初婚(笑)の相手とは残念ながら相性が良くなかった。