すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

常ならぬ日常についていく

2018年07月16日 | 雑記帳
一時は盛んに見聞きしたが、なんだかあまり言わなくなった「異常気象」。まあこれだけ豪雨による災害が例年のように発生し、熱波と呼んでいい高温が続くと、誰しも「異常」の「常」とは何だろうと思ってしまうから、当然かもしれない。異常と呼んでいた状況が日常に近くなることは、けして喜ばしい事ではない。



「たぬきが出て畑を荒らすから」と近所の方に聞いた。かなり以前にそんな話が囁かれたことを覚えているが、一応の住宅地であってもそうなのか。と思っていたら、自宅カーポートに小さく張ったネットに這わせたキュウリが喰い散らかされていた。野良猫ではあるまいし…。棲み処を定め、今の時期をねらうのか。



旅行の写真整理をしていたら、思い出したことがあった。阿寒湖畔にあるホテルに泊まった時、ビュッフェ形式の夕食だった。果物も豊富にあり、時節柄メロンに目がいくのは当然だろう。しかし、あるテーブルの「半端ない」メロンの盛り方を目にすると、食べる気が次第に失せていくのだった。そう、異国のお方。



齢を重ねれば変化についていけなくなるのは、ある意味自然だろう。平穏な日常、節度ある暮らしが支えている大きさを実感するのは、経験値が高いからと言ってもよくないか。ただそれだけでは、萎んでいく未来しか待ってない気もする。感情を揺り動かされることに臆病にならない、「喜怒哀楽」をもう一度と思う。


(北紀行~食べ物篇で忘れた逸品「あさりラーメン」。これは美味しかった。釧路の市場内にあるラーメン屋さん。鉄腕ダッシュで究極のラーメンをつくる時に取材されていたようだった。)