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北紀行~そうだったか篇

2018年07月13日 | 雑記帳
 先週から今週にかけて北海道へ。
 数えてみると何度も出かけた地であり、惹きつけられることが多いのだろうと思う。
 そうでありながら、またそれとはかかわりもなく、旅にでると今さら「そうだったか」と気づくことがあるものだ。



 その1「そうだったか、霧の摩周湖」

 実は、もはや数十年前となる新婚旅行で訪れた摩周湖。
 その時はピーカンでまさに摩周ブルー、こういう天気は年に2,3度しかないと言われその幸運を喜んだものである。
 今回は天気がさほどでなく、立ち寄らなくてもいいかなという思いもあったのだが…。

 行ってみると、これが実に「霧の摩周湖」。
 適度に風が吹き、霧が周囲のカルデラ壁をかけ上がったり、カムイシュ島を覆ったりして、その変化する姿が美しい。

 こういう自然がうつりゆく様を眺めるものだったのですね、布施明さん、いや平尾昌晃先生。



 その2「そうだったのか、豆王国」

 研修(笑)と称して、かなりの数の「道の駅」探訪をする。
 どの駅でも圧倒的に目に付くのが「豆」の多さだ。
 まあ、このあたりの店でも「北海道産」「十勝産」の小豆が目立つことは確かだから当然か。
 中には「豆博物館」を隣接する駅もあり、興味深く観てきた。

 これほど豆類が生産されていることはやはり土地の広さ、人手の少なさが関わると改めて考えた。
 栽培、収穫に難儀さが少ないとは言えないが、比較すると手間はかからぬ部類だ。
 ただその割に加工に関して際立ったモノがないことは、大自然に住む生活自体の厳しさも影響したのかもしれない。



 その3「そうだったのか、笑顔と声かけ」

 回った「商店」「飲食店」「宿」「施設」が多かったので、好印象とそうでないところの差が、較べようとしなくても思い浮かんでくる。
 結局、上記の二つの点が支配すると、本当に実感する。

 平日夜にも関わらず満席のレストランには、短時間しかいなかったが見事な対応に感心しきりであった。
 ある宿内のビュッフェスタッフの明るい対応に比べ、売り場スタッフが酷く違っていたことも印象深い。

 スタッフ個人の資質以上に大切なことは何か、これはもう語りつくされていることだ。