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夏の極私的駄目出し

2018年07月22日 | 雑記帳
 暑さのせいではないが、ちょっとイラっとする。まずは大相撲。今場所の異状さはファンなら誰しも感ずるだろう。が、休場力士の多さはここ数年の状況をみると、たまたまだとも言えまい。専門的な見地からの指摘も数多いはずだ。大相撲も興行であるなら、力士は役者と同じ面を抱えている。それが揃わないのだ。


 運動競技として捉えれば、トップアスリートたちがこれほど故障する状況はあり得るのか。どう考えても準備、調整段階に問題がある。巡業には確かに大きな意味があるが、その見世物的な部分が影響を及ぼしているはずだ。力と技がぶつかり合う真剣な場を維持する、新しい努力の仕方が提起されなければならない。


 ネット等での評判はまったく知らないが、個人的にはNHK連ドラ「半分、青い。」が実につまらなく感じる。まあ、それでも見てしまうのが年寄の日常なのだが…。ストーリーの希薄さが目立つし、変な小ネタを連発して見せるし、たどった道の紆余曲折の割に、主人公の言動に入れ込めないのは私だけなのだろうか。


 多彩な役者陣を揃えていても、脚本や演出がまずいとこうなる。わっ、言ってしまった!著名な脚本家はどこかに「今までにないものを…」と書いていたような気がする。その意味も測りかねるが、例えばナレーションを重ねて場面を説明する箇所など、どこか視聴者に媚びているような感覚を受ける。混迷の印象だ。


 熱中症による痛ましい死亡事故があり、また学校現場に目が注がれている。それ自体は当然であり、環境改善、指導改善が進むことを期待している。ただ、事故を引き起こした「指導姿勢」「不注意」に目を向けるとき、単眼的にねらいが定められてはいけない。複雑に絡み合って成立する教育現場の見定めが肝心だ。