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ドック記~こんな夜更けに「なつぞら」かよ

2019年06月15日 | 雑記帳
 二年ぶりの人間ドック。秋田市の某病院である。何度も通った場所なので裏道も知っているから、順調に受付開始15分前に到着した。思ったほど混んではいなくて、検査は順調に進んだ。難儀な大腸内視鏡検査準備つまりは下剤飲用と腸内浄化も今までにないほど早く済み、11時前にはスタンバイとなったのだが…。


 なかなか検査室からのお呼びがかからない。もちろん、同じ検査をうける他の方々も同様。今までの例だといくら遅くとも12時台には検査室前に移動していた気がするが13時が過ぎ、14時が過ぎ…なんと16時が過ぎ、ようやく17時になって「お待たせしました」というナースコールとなった。6時間待機である。


 いくら温厚で辛抱強い私(笑)でも、さすがに皮肉の一つも言いたくなったが、日勤の看護士さんから「記録ですね」と名誉な一言をいただき、ぐっとこらえる。当然働いている医師も技師もいるわけで、ここで「受診者ファースト」などと口にするのは大人げないだろう。愚痴を心の中にしまい込んで、検査台へ上る。


 検査そのものは順調に進む。終了は結局18時を過ぎ、人の姿を見かけない内視鏡室の並ぶ廊下を通り控室へもどる。その後、部屋に帰り、時間を置いてからの夕食が今日初めての食事となった。食堂は閉められるので、運んでもらってある。しかし、もはや空腹かどうかの感覚もない。しかも明朝は胃カメラである。


 取りあえず食事・入浴を済ませベッドに入るが、どうにも落ち着かない。いつもなら22時ぐっすりなのに、おそらく「朝ドラ」視聴史上初めて「夜なつぞら」を23時30分BS枠で観ることになった。考えてみれば、朝食後に見ているドラマだから、一日スタートの目印だ。終わったから、ああ今日はあと15分だ。