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ILOを通じた活動

2010-07-13 06:15:28 | 白書対策
今回の白書対策は、「ILOを通じた活動」に関する記載です
(平成21年度版厚生労働白書P228)。


☆☆======================================================☆☆


国際労働機関(International Labour Organization:ILO)は、労働
条件の改善を通じて社会正義の実現等に寄与することを目的として、
雇用・労働の分野における国際的な取組みを行う機関であり、労働組合
や使用者団体も交えた政労使三者構成を特徴としている。

近年ILOは、「ディーセント・ワーク・フォー・オール(すべての人に
働きがいのある人間らしい仕事を)」を目標に掲げ活動を行っている。
我が国では、2006(平成18)年8月及び9月のアジア地域会合で「アジア
におけるディーセント・ワークの実現に向けた10年」が宣言されたことを
受けて、ディーセント・ワークは、人々が働きながら生活している間に
抱く願望の集大成としての概念であり、厚生労働行政の目指すべき仕事
及び働き方の在り方の総体を示すものであると整理し、労使と協力して、
その実現に向けて活動することとしているところである。

また、ILOでは、例年6月にジュネーブにおいて総会を開催し、労働条件
の向上等を目的としたILO条約等の策定及び各種労働問題に関する議論を
行っている。2008(平成20)年の総会においては「公正なグローバル化の
ための社会正義に関するILO宣言」等が採択された。このほか、定期的に
地域会合や産業部門別会合を開催している。

なお、現下の経済・金融危機に対する雇用及び社会政策の対応を議論するため、
2009(平成21)年6月のILO総会では、雇用危機に関するサミット等が開催
された。


☆☆======================================================☆☆


「ILOを通じた活動」に関する記載です。

この文章が、そのまま出題されるって可能性は、極めて低いでしょう。

で、
国際労働機関(ILO)なんて名称は、常識的に知っているでしょうから、
試験対策として覚えるって必要はないかと思いますが、

「ディーセント・ワーク」
この言葉は、何となく知っておいたほうがよいかもしれません。

というのは、白書に何度も出てきているからってことで、
たとえば、平成20年版労働経済白書では、


現在、日本のみならず国際的にも、労働者が健康に生活でき、かつ満足
できる職業に就いて働くことが重要視されている。こうした問題に取り
組む際の基本的な理念として、ILO(国際労働機関)は「ディーセント・
ワーク」という概念を打ち出しており、その実現に向けた取り組みが
国際的にも重視されている。
日本においても、政労使が協力し、「ディーセント・ワーク」の周知徹底
を図っているところである。日本では、発展途上国にみられるような、
絶対的な貧困レベルを下回る労働者が多数を占めるというような状況には
ないが、正規の職員になりたいという希望を持ちながら不安定な就業のもと
にある人は少なくなく、また、長時間労働者の割合は国際的にも非常に高い
などの課題があり、仕事に対する満足感も、今までみてきたように決して
高い水準ではない。
このような状況から、日本におけるディーセント・ワークに向けての課題
として、正規雇用化に向けた取組や長時間労働の是正が重要である。
こうした問題を解決するためにも、仕事と生活の調和にむけた取組を進める
とともに、ディーセント・ワークの意義を政労使が改めて考え、深めていく
中で、さらなる取組を進めていくことが求められる。


なんて記載があり、
「仕事と生活の調和」との関係での出題なんてこともあり得ますからね。



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厚生年金保険法14-1-D-改題

2010-07-13 06:14:45 | 今日の過去問
今日の過去問は「厚生年金保険法14-1-D-改題」です。


【 問 題 】
 
適用事業所に使用され高齢任意加入被保険者の資格を取得した者は、
初めて納付すべき保険料を事業主が滞納し厚生労働大臣が指定する
期限までに納付しなかったときは、高齢任意加入被保険者の資格を
取り消される。
    

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【 解 説 】

適用事業所に使用される高齢任意加入被保険者について、
その事業主が、当該被保険者に係る保険料の負担及び納付の義務を
負っているときは、当該事業主が初めて納付すべき保険料を滞納し、
指定期限まで納付しなかったとしても、その資格は取り消されません。
設問では、「事業主が滞納し」とあるので、事業主に保険料の納付
義務があることになります。


 誤り。
 

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