受験生雑感 【彼女はデリケート~She is so delicate.~】 vol.15
こんにちは、ぶうこですw(*^(oo)^*)w
調和を愛する天秤座、アラフォー未婚、受験暦3回。
コラムのタイトルは、佐野元春の往年のヒット曲から拝借しました。
不定期にて、受験生のデリケートな日々、雑感を綴らせていただいております。
☆☆======================================================☆☆
暑い日が続いている。
朝もエアコンを入れないと、出かける前に汗だくになってしまうので、
もったいないな~と思いつつ、エアコンをきかせて出勤の支度をしている。
今朝、いつものように出がけにエアコンを消そうと、リモコンをかざした。
・・・と思ったら、手にしていたのは携帯電話だった!!
思わず、斜め45度に伸ばした右手を、一連の動作であるかのごとく
半円を描くようにして携帯電話を耳元へ。
「・・・誰も見ていない、セーフ!!」(そもそも、誰もいないのである。)
リモコンと携帯、どっちも白いから似ているんだよな。
ぶつぶつ言いながら、駅まで急ぎ、
携帯(モバイルスイカ)を「ピッ!」として改札を通ろうとしたら、
ピンポ~ン、ピンポ~ン!!
けたまましい音と共に、両脇からばっと出てきた扉に行く手をはばまれた。
そう、握りしめていたのはエアコンのリモコン・・・。
「・・・みんな見てる、アウト~!!」
ふと、駅に高校生の姿がたくさんあることに気付く。
そうか、今日から新学期か。
***
本試験が終わり、はや10日が過ぎた。
わたしは、選択式2科目(厚年・国年)が基準点割れ(2点)で、
心ならずも、救済(基準点引き下げ)待ちの日々を送ることとなった。
自己採点の結果、総得点は選択式28点、択一式51点。
昨年の成績は選択式33点(労災で1点不足)、択一式60点だったので、
かなり下がってしまったし、決してほめられた点数ではない。
でも、当日の状態からしたら、自分ではよく健闘した方だと思っている。
今年は、受験3度目だというのに、あり得ないぐらい緊張してしまった。
試験の前夜は、いつもより早めにベッドに入ったのだが、全く寝付けず、
「どうせ眠れないなら勉強しよう」と机に向かってみたり、
「いや、やっぱり寝ておかないとまずい」とソファーに横になったり、
ウロウロしているうちに夜が明けてしまい、結局一睡も出来なかった。
当日は、試験説明の前に入ったトイレで、緊張のあまりゲロをはき、
心臓がばくばくして、問題文がなかなか頭に入ってこない。
初めてそんなひどい状態に陥った。
午後の択一式では、それまでの緊張と寝不足のせいか疲労困憊してしまい、
どうやって問題を解いたのか、ほとんど何も覚えていない。
試験が終わると同時に逃げるように家に帰り、泣いてしまったが、
覚悟を決めて、予備校の解答速報と問題用紙の自分の解答を合わせみたら、
思ったほど滅茶苦茶でもなかったので、安堵して力がどっと抜けた。
何度も途中退出したいと思いながら、最後までねばって良かった。
おかげで、わずかな望みをつなぐことが出来たのだから。
悔しいことに、今年もつまらないミスを重ねてしまった。
選択式の国年は、Cの解答をDの段にマークしてしまった。
解答用紙を回収する時になって、Dの解答が2つになっていることに気付き、
とっさに周囲の様子をうかがったけれど、不正行為で失格になっては困る。
書き直すことなど出来なかった。
それもこれも含めての実力である。
前の晩に眠れなかった。
体調が悪かった。
マークミスをしてしまった。
直さなければ、合っていたのに。
ちくしょ~、分かっていたのに。
そんな人は、きっと山ほどいることだろう。
本番にベストな状態で臨むための体調管理。
日頃から精神力を鍛えること。
見直しをする時間と余力を残して試験問題を解くこと。
・・・自分は、本当に未熟だ。
昨年はなぜか、救済を望む気持ちがあまり無かった。
合格出来ないならば、きっと、何か大いなるものに
「お前はまだ合格させてやれないよ」と言われているのだ。
そう思っていた。
今年は違う。
もう合格させてほしい、救済でも何でも。
まだまだ勉強不足なのは、わかりました。勉強は続けます。
だから、次のステージで勉強させてください。
そんな気持ちが強い。
合格発表までのせつない日々、自分に出来ることは、何か。
キューサイの青汁を飲む。
9歳の子供と友達になる。
Gパン、ブラインドなど引き下げられそうなものは、とりあえず下げてみる。
・・・そういうことじゃ、ないよね。
(記:9月1日)
こんにちは、ぶうこですw(*^(oo)^*)w
調和を愛する天秤座、アラフォー未婚、受験暦3回。
コラムのタイトルは、佐野元春の往年のヒット曲から拝借しました。
不定期にて、受験生のデリケートな日々、雑感を綴らせていただいております。
☆☆======================================================☆☆
暑い日が続いている。
朝もエアコンを入れないと、出かける前に汗だくになってしまうので、
もったいないな~と思いつつ、エアコンをきかせて出勤の支度をしている。
今朝、いつものように出がけにエアコンを消そうと、リモコンをかざした。
・・・と思ったら、手にしていたのは携帯電話だった!!
思わず、斜め45度に伸ばした右手を、一連の動作であるかのごとく
半円を描くようにして携帯電話を耳元へ。
「・・・誰も見ていない、セーフ!!」(そもそも、誰もいないのである。)
リモコンと携帯、どっちも白いから似ているんだよな。
ぶつぶつ言いながら、駅まで急ぎ、
携帯(モバイルスイカ)を「ピッ!」として改札を通ろうとしたら、
ピンポ~ン、ピンポ~ン!!
けたまましい音と共に、両脇からばっと出てきた扉に行く手をはばまれた。
そう、握りしめていたのはエアコンのリモコン・・・。
「・・・みんな見てる、アウト~!!」
ふと、駅に高校生の姿がたくさんあることに気付く。
そうか、今日から新学期か。
***
本試験が終わり、はや10日が過ぎた。
わたしは、選択式2科目(厚年・国年)が基準点割れ(2点)で、
心ならずも、救済(基準点引き下げ)待ちの日々を送ることとなった。
自己採点の結果、総得点は選択式28点、択一式51点。
昨年の成績は選択式33点(労災で1点不足)、択一式60点だったので、
かなり下がってしまったし、決してほめられた点数ではない。
でも、当日の状態からしたら、自分ではよく健闘した方だと思っている。
今年は、受験3度目だというのに、あり得ないぐらい緊張してしまった。
試験の前夜は、いつもより早めにベッドに入ったのだが、全く寝付けず、
「どうせ眠れないなら勉強しよう」と机に向かってみたり、
「いや、やっぱり寝ておかないとまずい」とソファーに横になったり、
ウロウロしているうちに夜が明けてしまい、結局一睡も出来なかった。
当日は、試験説明の前に入ったトイレで、緊張のあまりゲロをはき、
心臓がばくばくして、問題文がなかなか頭に入ってこない。
初めてそんなひどい状態に陥った。
午後の択一式では、それまでの緊張と寝不足のせいか疲労困憊してしまい、
どうやって問題を解いたのか、ほとんど何も覚えていない。
試験が終わると同時に逃げるように家に帰り、泣いてしまったが、
覚悟を決めて、予備校の解答速報と問題用紙の自分の解答を合わせみたら、
思ったほど滅茶苦茶でもなかったので、安堵して力がどっと抜けた。
何度も途中退出したいと思いながら、最後までねばって良かった。
おかげで、わずかな望みをつなぐことが出来たのだから。
悔しいことに、今年もつまらないミスを重ねてしまった。
選択式の国年は、Cの解答をDの段にマークしてしまった。
解答用紙を回収する時になって、Dの解答が2つになっていることに気付き、
とっさに周囲の様子をうかがったけれど、不正行為で失格になっては困る。
書き直すことなど出来なかった。
それもこれも含めての実力である。
前の晩に眠れなかった。
体調が悪かった。
マークミスをしてしまった。
直さなければ、合っていたのに。
ちくしょ~、分かっていたのに。
そんな人は、きっと山ほどいることだろう。
本番にベストな状態で臨むための体調管理。
日頃から精神力を鍛えること。
見直しをする時間と余力を残して試験問題を解くこと。
・・・自分は、本当に未熟だ。
昨年はなぜか、救済を望む気持ちがあまり無かった。
合格出来ないならば、きっと、何か大いなるものに
「お前はまだ合格させてやれないよ」と言われているのだ。
そう思っていた。
今年は違う。
もう合格させてほしい、救済でも何でも。
まだまだ勉強不足なのは、わかりました。勉強は続けます。
だから、次のステージで勉強させてください。
そんな気持ちが強い。
合格発表までのせつない日々、自分に出来ることは、何か。
キューサイの青汁を飲む。
9歳の子供と友達になる。
Gパン、ブラインドなど引き下げられそうなものは、とりあえず下げてみる。
・・・そういうことじゃ、ないよね。
(記:9月1日)