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近年における社会保障の定義

2017-12-05 05:00:01 | 白書対策
今回の白書対策は、「近年における社会保障の定義」に関する記述です
(平成29年版厚生労働白書P5)。


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「1950年勧告」が出されて以降、我が国の社会保険制度は大きく発展した。
「1950年勧告」が出された当時は、生活保護が社会保障の大きな柱であったが、
1961(昭和36)年には全ての国民が公的な医療保険制度や年金制度に加入する
「国民皆保険・皆年金」が実現し、その後も高度経済成長の下で、高齢者福祉、
障害者福祉や保育などの児童福祉に関する制度が整備されていった。

社会保障制度が質量ともに様々な充実・拡大が図られたことにより、社会保障制度
の目的は、「1950年勧告」当時の貧困からの救済(救貧)や貧困に陥ることの予防
(防貧)といった「生活の最低限度の保障」から、近年では「救貧」、「防貧」を
超え、「広く国民に安定した生活を保障するもの」へと変わってきた。

1993(平成5)年の社会保障制度審議会「社会保障将来像委員会第一次報告」では、
社会保障とは、「国民の生活の安定が損なわれた場合に、国民にすこやかで安心できる
生活を保障することを目的として、公的責任で生活を支える給付を行うもの」とされ
ている。

<一部略>

この報告を基に、社会保障制度審議会では、1995(平成7)年に「社会保障体制の
再構築に関する勧告-安心して暮らせる21世紀の社会を目指して」を取りまとめた。
この中で社会保障制度の新しい基本的な理念として、「広く国民に健やかで安心
できる生活を保障すること」とし、国民の自立と社会連帯の考えが社会保障制度を
支える基盤であるとしている。


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「近年における社会保障の定義」に関する記述です。

白書では、社会保障制度の充実・拡大に伴い、社会保障の目的が「生活の最低限度
の保障」から、「広く国民に安定した生活を保障するもの」へと変化していること
を記述しています
この社会保障の変化については、選択式での出題実績があります。

【 15-選択 】

我が国の社会保障制度の発展過程をみると、社会保障制度の範囲、内容、( A )
が大きく変化するとともに、社会保障の( B )の向上や規模の拡大、新しい
手法の導入、サービス提供主体の拡大等が進んできている。
( A )の変化でいえば、社会保障制度審議会の1950(昭和25)年勧告の頃は、
( C )が社会保障の大きな柱であったが、その後の国民( D )の成立、
医療や福祉サービスに対する需要の増大と利用の一般化等から、( E )に
限らない( A )の普遍化、一般化が進んできている。

答えは
A 対象者    
B 給付水準 
C 生活保護   
D 皆保険・皆年金
E 低所得者層
です。

このような出題があるので、この白書の記述も出題される可能性が十分あります
ですから、キーワードはしっかりと確認しておきましょう。

そこで、記述の中に、「国民皆保険・皆年金」という言葉がありますが、
社会保険に関する一般常識では、
「国民皆保険」、「国民皆年金」という言葉、何度か記述式・選択式で空欄に
なっているので、特に注意しておきましょう。


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安衛法24-10-E

2017-12-05 05:00:00 | 今日の過去問
今日の過去問は「安衛法24-10-E」です。


【 問 題 】

重量が1つで0.5トンである貨物を発送しようとする者は、所定の
除外事由に該当する場合を除き、当該貨物に見やすく、かつ、容易
に消滅しない方法でその重量を表示しなければならない。
                 

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【 解 説 】

設問の場合、表示義務はありません。一の貨物で、重量が「1トン以上」
のものを発送しようとする者は、見やすく、かつ、容易に消滅しない
方法で、当該貨物にその重量を表示しなければならないとされています。
なお、包装されていない貨物で、その重量が一見して明らかであるもの
を発送しようとするときは、重量を表示する必要はありません。


 誤り。


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