就業者数は、2020年平均で6,676万人となり、前年に比べ48万人の減少
(8年ぶりの減少)となった。
男女別にみると、男性は3,709万人と24万人の減少、女性は2,968万人と
24万人の減少となった。
また、15~64歳の就業者数は、2020年平均で5,771万人となり、前年に
比べ61万人の減少となった。
男女別にみると、男性は3,170万人と32万人の減少、女性は2,601万人と
29万人の減少となった。
就業者を従業上の地位別にみると、雇用者数は2020年平均で5,973万人と
なり、前年に比べ31万人の減少(11年ぶりの減少)となった。
就業者に占める雇用者の割合は89.5%と0.2ポイントの上昇となった。
雇用者を男女別にみると、男性は3,270万人と14万人の減少、女性は2,703
万人と17万人の減少となった。
自営業主・家族従業者は666万人となり、9万人の減少となった。
正規の職員・従業員は、2020年平均で3,539万人と、前年に比べ36万人増加
(6年連続の増加)となった。
非正規の職員・従業員は、2,090万人と75万人減少(前年と比較可能な2014
年以降で初めての減少)となった。
なお、役員を除く雇用者に占める非正規の職員・従業員の割合は37.1%と1.1
ポイントの低下となった。
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就業者に関しては、就業形態に関する出題がよくあります。
その中の1つ、ちょっと古い問題ですが、
【 12-労一3-C 】
総務庁「労働力調査特別調査」によれば、雇用者(役員を除く。)を「正規
の職員・従業員」とそれ以外の「パート・アルバイト、派遣・嘱託・その
他」に分けてみると、次第に「正規の職員・従業員」の割合が低下する傾向
にある。「正規の職員・従業員」の割合は、1999年には雇用者(役員を除く。)
の約4分の3まで低下している。
というものがあります。
出題当時は、正しい内容でした(令和2年は3分の2を下回っています)。
「正規の職員・従業員」の割合は、長期的には低下傾向で推移していて、
「非正規の職員・従業員」の割合は、増加傾向で推移しています。
そのため、令和2年調査では、「非正規の職員・従業員」の割合が4割近く
になっています。
ただ、令和2年調査では、「非正規の職員・従業員」の割合がやや低下して
います。
増加傾向であったのに低下した、この点は注意しておきましょう。
就業形態に関連することは比較的よく出題されるので、おおよその傾向は
知っておきましょう。