囮に使ったオオスズメバチとキイロスズメバチだったけれど、仲間は来ずにカナヘビとトカゲとキンバエなどが捕まっただけに終わった。
メタリックに光っているトカゲもキンバエも見た目になかなかのもので造形的にもいい形でフリーズしている。
フリーズといえば凍った状態だが、これは粘着物質で身動きできぬままに瀕死のもの、絶命したものの集合。
この粘着は水に濡れても劣化することのない強力性能で、ネズミを退治するためなのに、もったいないことをした。
美術作品のようにも見えて良い感じだが、じつは強烈な腐敗臭がしていて、だからこそキンバエは寄ってきている。
キンバエも死骸の上だけに止まれば良いものを、何故か寄り道をして、均等な距離を保ってでネバネバに捕まってしまう。
2枚目の画像は、昨日の『あわや失火』の証拠品、パート2。
一旦はゴミ袋に入れたブラシを、注意喚起のためにそのまま使い続けようと思う。
気に入っていた毛が細くて柔らかい歯ブラシは、毛先がチリチリに縮れて使用感が別物になってしまった。
本日のゴミに出すべく、排水口ネットを持ち上げようとしたら、ゴム周り以外は溶けて底抜けになっていた。
繊細なものは一瞬の炎で溶けてしまうことが良く解った。
子どもの頃のわが家には囲炉裏があり、焚き物の入っている柱には『火の要慎』という赤い札が貼ってあった。
京都愛宕山の愛宕神社は火伏せの神を祀ってある大元締めだそうで、わたしは二回も登ったことがある。
それなのに、もったいないなどと思わずに、お札は買うべしであった。