蜘蛛はどの種類も、どこかしらアンバランスな体型だと、いつも思う。
網を張るタイプの蜘蛛は網に揺れを感じると獲物が掛かったかと一瞬構えるが、こちらの破壊パワーを感じたら、スタコラ逃げの一手だ。
網を張らないタイプの蜘蛛も危険を感じると一瞬身をすくませてから、逃げの方針を決めるやいなや素早く走り去る。
ところがこいつは、この画像の状態で足の前後を測れば6~7センチはあろうかという大きさで、脚も力強く均整がとれている。
しかも撮ろうと構えても堂々としていて、動きを止めることがあっても縮むわけではなく、普通にスイスイ歩く。
前に回ってスマホを下げて撮ろうとしたら、ピョンと20センチ余り跳んで向かってくるから勇ましい。
噛むのかどうか、噛まれてみたいけれど、かまうだけのゆとりがなかったので却下。
向かってくるところを斜めから何回か撮ったので、その場は満足し、後でネットで調べたのだけれど名が解らない。
糸の巣を作るのかどうか、とにかく地面を歩くタイプのようだから、次は瓶の中に捕まえて、必ず名前を知りたい。