鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

セミは羽化したが

2021年07月04日 11時07分07秒 | 


セミは蛹の期間のない不完全変態だから、幼虫は地中から出てきて手近な草木や家の壁その他どこにでも登って、場所を定めたら脱皮羽化する。
子どもの頃にセミの穴を見つけると、水を入れたり藁を1本挿したりした。
泡が出るか、藁が動けば、穴の中に幼虫がいる証拠。
そうしたら棒切れなんかを使ってほじくり出し、セミの幼虫を捕まえる。
捕まえてどうするわけでもなく、ただ捕まえることだけを目的にした遊びだった。
幼虫は機が熟したら地表へと進み、1円玉弱の穴を開けるのだけれど、なぜかそのまま羽化へと突き進むことをしないようだ。
ゆとりを持って穴開けをし、体力回復を待つのか、脱皮の時期を見極め、日が暮れてから決行するということのようだ。
この抜け殻は、蛻(もぬけ)というわけだが、1週間前に見つけた。
昨年の蛻でないと分かるのは、つかまっている竹の葉が今春生えたものだから。
何ゼミかわからないのだけれど、いまのところ鳴声は聞こえない。
とはいうものの、私の耳はいつだってセミの大合唱のような耳鳴りがしているので、はっきりとは分からない。
もしかしたら、不完全変態だからメスは交尾産卵に備えて、成熟の必要から早めに出てくるのだろうか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする