畝はできたので昨年に収穫したソバの全量6kgを蒔くというステップに行く。
最初に農協から教えてもらったやり方は、肥料と種を混ぜてバラ蒔きをした後に、浅く耕運機をかけるというものだった。
それを3年間やったけれど、もう肥料をやるのは止めることにした。
育ちすぎて、台風や雨で倒れ、収穫するのに手間暇ばかり食ってどうにもならないと分かったから。
ちょっとした雨が続くと、水たまりができたり、育たない部分ができたり、やたらに太い茎になってしまってもいた。
田んぼなので硬盤(?)というのだったか、防水仕様の地層があり、排水ができにくい。
畝を作って条蒔きにしたら良いのではないかというのが今年のやり方で、収穫時の時短狙いなのだ。
そこでしばらく前に、ネットで購入したのが数千円の種蒔き道具。
溝切りマシーンの『のるたん』と違い、こちらはドイツ製で、名前は素っ気ないEA-Mときた。
これを購入する前にペットボトルの蓋に穴を開け、条蒔き装置を作ろうとしたがうまくいかなかった。
仕方なくネットで検索して、これに行き着いたのだが、柄は買わずに自作して、ブルーシートの上で試し蒔き練習をした。
ソバの種というのは正三角形が4つ組み合わさった、いわゆる正四面体で、すぐに詰まってなかなか上手くいかない。
でももうこれでいくしかないと決めて、やってみると土面は柔らかかったり硬かったり起伏もあったり詰まったりで散々。
結論的に、裁縫の全返し縫いのような按配に前後させてやり終えたけれど、種は5分の1ほどしか減らなかった。
もう、思い余って一気にばら撒いてしまおうかという考えもチラとかすめたけれど、これで様子見とする。 つづく