お隣の奥さんが、ひと鍋分のおでんを持ってきてくれた。
同じ敷地内に息子さん家族が住んでいて、共稼ぎで忙しい彼らのために料理をすることも多いので大量に作ったものだろう。
私の一人分も含めて六人分となると、どんな大きな鍋で作ったのだろう。
3食に分けていただいて完食したが、まことにもって、久しぶりのおでんおでんした料理でありがたかった。
自分の作った食材がたくさんあるのだから、作らなくてはと思い、今年初めてのカボチャの煮付けを作ってみた。
昨年にも何回か作ったので、もうレシピを見なくたって作れる数少ない料理につき、迷いなくなんとなく何気なく作れた。
汁を捨て弱火で転がしながら水分を飛ばしたら、粉を吹くのだろうか。
焦がしてしまうのが嫌だし、味は冷める時に染みていくものだろうと、一晩置いてから食べたら普通にうまい。
八重山に住む友人が芋の葉っぱも云々と書いていたので、サツマイモの葉っぱだけを摘んできた。
ニンジンとゴボウのきんぴらに混ぜ込んでみようという実験的調理を試みる。
ニンジンの葉っぱはモロヘイヤのようにネバネバするものだと分かったが、かなりの空腹時でないと食えない味になった。
それに葉っぱがシナシナになり、かさが10分の1ほどになってしまったところで火を止めたのだが、ゴボウもニンジンも硬めだ。
せっかくだから捨てることはしないわけで、だれかにひと口食べさせてみたいものの、自分独りで責任を取るしかない。