鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

アート村(そん)・鍬柄沢(くわがらさわ)構想と名付けられた作品

2022年08月09日 08時02分22秒 | アングル








大きさが分からないように、しかもローアングルから撮ると見張り台や狼煙(のろし)台のように見える。
これも、昨日の作品と同じく日本工業大学小川次郎研究室の作品で、『休耕田となった棚田に、天に登るようなそばの花が咲く道の制作を軸に活動することになった、2015年はそばの道と3/1の道祖神を設置。2030年の完成を目指している。』のだとか。
オブジェは建てたら管理はほとんど必要ないだろうけれど、そばは蒔いて花を咲かせて収穫という管理が必要で大変だろうなと思う。
構想と名付けられた作品の行く末を観てみたいので、2030年が待ち遠しい。

2,3枚目の作品は、『もうひとつの特異点』と題されたアントニー・ゴームリー(イギリス)作で先の作品とは対極のもの。
『壁、床、天井から柱や梁の間から682本のコードが張り巡らされ、それらが収束する中央には作家自身の身体のシルエットが浮かび上がる。』とのこと。
古民家の内部の構造体だけを残し、がらんどうにした空間に作家自身を閉じ込めたということのようだ。
自意識をこういう作品にすることもできるのかと思ったりするけれど、ある人たちが何代かにわたって暮らした空間の生活感を抉り取り払拭して、部外者としての外国人が芸術に浸ったのね、と思ってしまった。
コメント (2)
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