鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

ツマグロオオヨコバイの幼虫は神経質

2022年08月29日 07時22分07秒 | 








ここしばらくは我が家の周りに自生しているウドを見回らないではいられない。
昨日は、スケバハゴロモ、ベッコウハゴロモ、ツマグロスケバがいることを確認中にツマグロオオヨコバイ(褄黒大横這)の幼虫がいるのを見つけた。
ウドの茎から汁を吸っている最中なのかどうか、観ている間に尻の水滴が膨らんで、ぽとりと落ちた。
雨滴のように透き通った玉なので、アブラムシがアリにサービスする蜜のようなものかと一瞬思ったけれど、そのような共生関係を何かしらと結んでいるという事は聞いたことも観たこともない。
茎から吸った汁の養分を瞬時に濾し取り、不要水分を排泄しているということなのだろうか。
排泄液がきれいな水になっているなら、この幼虫は濾過装置そのものだ。
それより面白いのは、水玉が落ちた後、後ろ脚2本を交互にすばやく動かして神経質そうに尻をぬぐったこと。
2枚目の画像は、激しく尻をぬぐう動きで後ろ脚がブレた。
観ているわずかな時間で2度水玉が落ち、その度、尻を激しくぬぐった。
河馬(カバ)が水中で脱糞しながら短い尻尾をフリフリして糞を散らす映像を想い出した。
ツマグロオオヨコバイはバナナ虫という別名があるようで、確かにバナナ色の成虫にはぴったりの通称。
成虫も1匹見つけたけれど、少し横這いをした後に直ぐ飛んでしまい、撮れなかった。
尚、奥の方にボケた姿で写っているのは、2匹のベッコウハゴロモ。

昨日の記事に取り上げた、ベッコウハゴロモに寄生したハゴロモヤドリガが瓶の中であっさり蛹になっていた。
瓶の中を這い回った跡があり、石灰を散らばしたような汚れの隅に、蛹となって固まっていた。
私の観ていない夜中に変身したものと思われる(3,4枚目画像)。
宿主から離れて土の中で蛹になるという記述を読んだので、少し土を入れたり、ベッコウハゴロモにはウドの茎を入れようと思った矢先だったのに、その必要がなくなった。
まだ生きていて尻が軽くなったベッコウハゴロモは用済みなので、ウドの葉の上に放してやった。
コメント (2)
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