

鯛のアラ炊きが上手くできるようになりたいと、いつだって自分の調理したものを食べた後に思う。
魚の煮付けに限らず、たいていがそうなのではあるけれど、スマホでレシピを見る度に『ここまでしなくてはいけないのか!?』という疑問が湧く。
鯛のアラ炊きに関してなら『はじめに熱湯にさっとくぐらせてから氷水に入れる』てなことが書いてある。
しかも最初に酒で煮込み、醤油に味醂に砂糖にと、それぞれを入れる順序まで示してあるのには閉口する。
それでも、一応のことをだいたい書かれてある通りにやってみたが、期待したほどの出来にはならなかった。
全部一気に食べる気になれず、食べ残りを冷蔵庫に入れておいた翌日の姿が最初の画像。
煮こごりを食べてみると、これがなかなかに美味しくて『鯛のジュレでございます』という雰囲気。
でも本体の方は味が染みて美味しくなっているかといえば、それほどでもなくて、少し迷ってからの結論は、砂糖をまぶして火にかけて、またアルミフォイルの落し蓋をした。
食べてみると、前日より美味しくなっていたが、汁が濃すぎるのは、砂糖をまぶして煮詰めたのだから当然か。
残った汁は常温でも煮こごりができるのかもしれないと放置したが、いつまで経っても汁のままなので、また冷蔵庫に入れた。
そして次の日のジュレが2枚目画像なのだが、見た目にも美味しそうではなくてしょっぱ過ぎ。
いくらコラーゲンがあっても、おやつにはなりにくく、外仕事で汗をかいた後の塩分補給には使えそうだが、糖分摂り過ぎになるか。
どうしたものかと思いつつ、しばらくは冷蔵庫に入れっぱなしになるはず。
なお、2枚目画像のタッパーに入れてあるのは、毎日生っているキュウリの3日分を佃煮にしたもの。
かさが10分の1以下に減るのを見れば、キュウリはほとんど水分で、大量消費ならこれに限る。
この佃煮もいろいろと混ぜるものがあり、今回も塩昆布を入れ忘れたが、それでもそこそこの味だから、やはり回数がものを言う