鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

裏山に十両

2022年12月06日 09時27分27秒 | 身の周りの植物








昨日は農事の師が熟柿を二つ持ってきて、先日奥さんから打診された柿の枝下ろしの件を具体的に話してくれた。
大きく育った木の中ほどで上半分を切り落として欲しいとのことで、まだ熟柿になっていない実も百ほど生っているから土産にしたらどうかというギブアンドテイク。
この頃、寒くて外での作業を怠り歩数が伸びていないので、独りで歩いて下見に行く。
熊情報も無いではない土地柄なので、鈴も腰に付けて、ぶらぶらきょろきょろと行く。
目的地には、木製梯子が柿の木に掛けてあり、最上部のなお1mほど上が三叉になっていて、1番太い幹を切りたいのだということが理解できた。
もろい木質なのに、ほぼ自然樹形のまま育った木を、フック付き竹竿が届かないからと上半分を切る。
京都大枝の柿畑の木は実をもぎやすいように低く横に広がる樹形に矯正されている。
柿はどんなにいじめても新しく枝が生えて前年の枝先に実を着けるので、大事にされる柿の木ほど奇形だ。
その点、雪国の柿の木は雪の重みに耐えた枝だけが残るので高く伸び上がり、自然樹形に近い傾向にある。
生りっぱなしに放置された柿の実は野鳥にとっては冬越しの格好の餌となるけれど、まだこの辺りにはやってこない猿や、数キロ先まで目撃情報の迫った熊の餌になる可能性もあり悩ましいことではある、よその柿だけど。
やれそうだという下見は済んで、やるとしても付添は必要なので、またぶらぶらと来た道を逸れて、わが家所有のわずかな林も見にいく。
落ち葉が積み重なりにくい斜面に赤い実を付けたチビ木がところどころにあり、もしかしてこれが万両千両百両十両一両の一両ではないかと撮った。
帰って調べると、実は一つしかなかったけれど十両で、またの名をヤブコウジ(藪柑子)と言い、ヤマタチバナ(山橘)と万葉集には云々。
近くにはまっ黒のコロコロうんこが大量にあり、これはニホンカモシカに違いない量。
今年倒れたらしい直径50センチと40センチの橅(ぶな)の大木があった。
上等な家具が作れそうな大きさであっても、運び出し製材するといった費用対効果を計算するまでもなく、何も出来ずアホらしいけど放置。
昨日の歩数は7989歩、それにつけてもクロアチア戦は惜しかった。
もうちょっと相手ゴール前でわちゃわちゃするシーンを見たかった、残念。
コメント (2)
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