



いつもの散歩コースにあるユルい公園の木の根元当たりを撮ってみた。
トウカエデ(唐楓)はサンカクカエデ(三角楓)とも言うそうで、三角山が三つの葉っぱ。
秋は葉が美しく色づいて、散り敷いた葉も木の周りを染めて好ましいのだけれど、落ち葉は見る影もなく褪せてしまっていた。
落ち葉が舞って困るという苦情なんぞもないはずのユルイ公園なので、清掃が行われるのは春になってからか。
トウカエデの近くに植えられている桜もまた緑青が吹いたような木肌で、日本画にありそうな色合い。
一方、他所で観たサルスベリ(百日紅)の木肌は、根元から太枝までつるつるで苔も寄せ付けない。
切断された太枝から、シャワーヘッドの散水のように小枝が伸びることを、葉のない姿から初めて気付いた。
小枝の先に実がなり種が生るのも初めて気付いたけれど、他所様の庭の手も届かない高さで、しげしげと観察できなかったのが残念。