![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/da/5410e0cb788924c2196a1d5112bf5006.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/70/d786e42c31bac6e25b95c2013ba42a71.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/86/45be7845d8c19f6243343c8fbe7a2542.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/0c/1aeac7217fa890142c97c34048899acc.jpg)
ニホンミツバチの採蜜でカスとなる巣を絞ったり潰したりした後、台所用の水切りネットに入れて鍋の湯に入れ、蜜蝋を濾す。
蜜蝋の融点は63℃なので沸騰させる必要はないけれど、沸騰させないと巣クズそのものがとろとろにならない。
強火のままにしておくと、溶けた蜜蝋の湯面がぐらぐら煮立って飛び散ったりこぼれたりする。
湯の中でネットを箸で絞り、蜜蝋を絞り切るようにして、すばやく引き上げる。
そうして火を止めて自然に冷やすと、蜜蝋が浮いて固まり、ネットからでてしまったカスは蜜蝋の下面に残る。
カスを削ぎ落としてもまだまだ汚いのだが、なかなかもったいなくて落とせない。
いままでの数年にわたる成果が最初の画像であり、2枚目は精製途中で、3枚目は何回か精製して、ほぼカスが取れた蜜蝋円盤の裏側。
最後の画像は始めから綺麗な上面で、下面も削って同じくらいにしたら、何かしらの商品として売っても良いくらいだ。
全部で2.5kgあり、ネットで調べると蜜蝋の値段もピンキリだが、安めにみてg/10円とするならニホンミツバチの蜂蜜と同じくらいか。
すると2.5kgで25000円になるけれど、とてもじゃないが今まで掛けた時間などを考えたら手放せるものではない。
採蜜時の副産物ではあるけれど、古来より利用されている蜜蝋だから、商品に仕立て上げたら良いのだけれど、その根気がない。
それでもいつか暇々に太めの蝋燭を作って、周りの誰彼となく配って歩きたいものだと夢想する。