読売新聞4月8日の読売歌壇。
今年は歯を抜いたので、
ちょっと他人事じゃない短歌が気になりました。
民宿の夜半に立ちたる洗面所コップに友の入れ歯の沈む
仙台 小野寺健二 (小池光選)
自分の入れ歯じゃなくて、
友というのがいいなあ。と思って読みました。
おなじく小池光選に、
何もせず日の暮れし日はなんとなく罪を犯せしやうな気がしぬ
香取市 関 沼男
ところで、栗木京子選の最初は、
残業で午前一時の駅に立ち七時間後にまたここに立つ
立川市 松枝牧子
栗木さんの【選評】は、「 自宅の最寄り駅に午前一時に帰り着いて、また朝八時には出勤のため同じ駅に。睡眠時間を心配してしまう。駅を定点にして激務の日々を表したことで、深い実感が出た。」とありました。
今年は歯を抜いたので、
ちょっと他人事じゃない短歌が気になりました。
民宿の夜半に立ちたる洗面所コップに友の入れ歯の沈む
仙台 小野寺健二 (小池光選)
自分の入れ歯じゃなくて、
友というのがいいなあ。と思って読みました。
おなじく小池光選に、
何もせず日の暮れし日はなんとなく罪を犯せしやうな気がしぬ
香取市 関 沼男
ところで、栗木京子選の最初は、
残業で午前一時の駅に立ち七時間後にまたここに立つ
立川市 松枝牧子
栗木さんの【選評】は、「 自宅の最寄り駅に午前一時に帰り着いて、また朝八時には出勤のため同じ駅に。睡眠時間を心配してしまう。駅を定点にして激務の日々を表したことで、深い実感が出た。」とありました。