和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

刊行された暁。

2013-04-28 | 本棚並べ
池田彌三郎・谷川健一対談「柳田国男と折口信夫」(岩波同時代ライブラリー)を読む。読めてよかった。三面鏡に顔をつっこんで、柳田・折口をのぞき見しているような不思議な気分。対談がそのままに池田・谷川お二人に反射してゆくような、広がりと奥深さを味読できました。うん。今回は、ちょっと、すくい取るような引用はやめときましょう(笑)。


古本が届く。
BOOKじのん(沖縄県)に注文した
岩波文庫「一遍上人語録」大橋俊雄校注

420円+送料80円=500円

大橋俊雄校注のこの本は持っていなかったので注文しました。
この岩波文庫は「付 播州法語集」。


谷沢永一著「紙つぶて 二箇目」(文藝春秋版)をひらいていたら、
本棚の「紙つぶて 自作自注最終版」へと手がのびます。
その「まえがき」の最後には、こうあったのでした。

「・・この大冊が破格の厚志によって刊行された暁、私にとってもはや思い残すことはなにもないのである。  平成十七年十月 」

うん。ひらいていると、これ一冊があれば。
などという気分にもなるのでした。でも、
それも忘れて、他の本に目移りしてゆくのだろうなあ。
とりあえず、こうしてブログに備忘録がてらの書きこみ。
コメント
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