注文してあった
谷沢永一著「紙つぶて二箇目 コラムと断簡」(文藝春秋版・1981年6月)が届く。
ふるほん上海ラヂオ(京都市北区)
300円+送料80円=380円なり
函入りで、箱の裏には「著者より」という文が書かれておりました。
その最後を引用してみたい。
「書物談義が単なる紹介や褒貶に終ってはならない。
批評は一本調子の評価である前に、
謙虚で誠実な情報伝達の奉仕であるべきだと私は考える。」
うん。私はこの本を持っていなかったので嬉しい一冊となりました。
函から出して、パラリとひらくと、
「絶対ソンせぬ十冊の本」(関西大学広報委員会)という短文がならんでいる。
その10冊目の最後にラ・ロシュフコオ著「箴言と考察」を取り上げてこう書かれております。
「人間性を剔抉して最も奥深く踏み込んだ残酷の書。読書の痛苦は、この薄い一冊と沈黙の対話を続ける忍耐に尽きるかも知れない。」
うん。「箴言と考察」は読んだはずなのに、
すっかり忘れておりました。
これが目につくというのは、
谷沢氏の言葉が、再読の機縁となるのかも。
私が読んだのは内藤濯訳の岩波文庫でした。
いまは、どんなのがあるのだろう。
現在の岩波文庫は二宮フサ訳。
角川文庫は吉川浩訳。
白水社は関根秀雄訳。
と、あるようなのでした。
谷沢永一著「紙つぶて二箇目 コラムと断簡」(文藝春秋版・1981年6月)が届く。
ふるほん上海ラヂオ(京都市北区)
300円+送料80円=380円なり
函入りで、箱の裏には「著者より」という文が書かれておりました。
その最後を引用してみたい。
「書物談義が単なる紹介や褒貶に終ってはならない。
批評は一本調子の評価である前に、
謙虚で誠実な情報伝達の奉仕であるべきだと私は考える。」
うん。私はこの本を持っていなかったので嬉しい一冊となりました。
函から出して、パラリとひらくと、
「絶対ソンせぬ十冊の本」(関西大学広報委員会)という短文がならんでいる。
その10冊目の最後にラ・ロシュフコオ著「箴言と考察」を取り上げてこう書かれております。
「人間性を剔抉して最も奥深く踏み込んだ残酷の書。読書の痛苦は、この薄い一冊と沈黙の対話を続ける忍耐に尽きるかも知れない。」
うん。「箴言と考察」は読んだはずなのに、
すっかり忘れておりました。
これが目につくというのは、
谷沢氏の言葉が、再読の機縁となるのかも。
私が読んだのは内藤濯訳の岩波文庫でした。
いまは、どんなのがあるのだろう。
現在の岩波文庫は二宮フサ訳。
角川文庫は吉川浩訳。
白水社は関根秀雄訳。
と、あるようなのでした。